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確かに、どちらも五感で感知できない実体に違いないですし、三次元世界に現実化されることもされないこともあります。ただ、「三角形の現実化」と「スカイツリーの現実化」では、態度のようなものが違うように感じます。
態度?
「三角形」は現実化にまるで頓着してないように見えます。不動の存在で、人がどういう切り口で挑んでこようが、どのような角度から見てこようがきまいが無関心な様子です。「スカイツリーのようなビジョン」はまた違って、三次元をリードして未来を創造する実在のような気がします。それは未来の種のようなもので、芽が出るかどうかは、人間が水や肥料をせっせと与え続けるかどうかにかかってるような気がします。「いい曲」がひらめいたとしても、イメージをその場で育てて譜面に落としておかないと、その旋律は忘れ去られてしまいます。
……確かに生まれたばかりのビジョンは、霧のようにあいまいで、力ないもんだよね。
それに、「スカイツリーのようなビジョン」はデザインや構造を、存在感を自由に変えることができます。一方で「三角形」は永遠不変で、その分、存在感を自由に変えることはできません。創造というより「真実在」だと思えます。
なるほど……すると、こんな感じかな。
「ビジョン」……建築や絵画、車や都市計画、未来の計画や考え、会社の方向性などを、私はこう名付けておく……には人間の口をはさむ余地がある、言いかえれば、自由がある。芸術や産業、発明、都市計画など創造に関係してくる。
一方で「真実在」……「愛」や「法」や「正義」や「美」などをこう名付けておく……はこの大宇宙に普遍的で、いつの時代にも存在してる。そりゃたしかに、時代によって地域によって、愛や法は形を変えて見えることもあるけれど、「三角形」がそのまま描けずに歪みが出るのと同じで、それらは切り口によって形が違ってくる。
「ビジョン」の方には濃度もありますね。「今日はこれから原宿に買い物に行こうかな」くらいだと薄くって、雨が降ればすぐに消えちゃいます。反対に、ガンジーがインドを独立させたビジョンは、どんな反発や反対があっても消えない濃さがありました。
それに対して真実在はそんな感じとはちがうね。「美しさ」には「ちょっと」綺麗とか「とても」感動的などという度合いはあるかもしれないけど、心の綺麗さ、感受性の高さがポイントになるようだもの。