〚 R 〛 誘惑大作戦

今回は1話ごとにタイトル付けました。

だからといって特に意味は無いです。笑

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side 🍼

俺は今、とてつもなくヒカルとシたい。

理由は単純明快。最近できてなかったから。

前まではヒカルが毎日のように誘ってきて、俺の腰なんか気にせず犯してきたくせに。

そのたび、もうちょっと俺のこと気にしろよ。とも思うけど、それほど求められてんのかな。と思うと悔しいけど嬉しかった。

なのに、最近はなぜか誘われない。

YouTube撮影終わって帰って来たら、疲れた。つってすぐ寝る。

はじめの頃は驚きつつも、まぁお互い忙しいもんな…。で済んでたけど、そういう日がずっと続くとさすがに寂しい。

口には出さないけど、もう俺は必要とされてねぇの？とか考えちゃうから。

数日前、このみじめな思いを断ち切るべく、同じグループのメンバーであるフッカに相談することにした。

フッカもメンバーと付き合ってるから、同じ境遇ってこともあって、俺にとっていちばん信頼できる相手だ。

渡 ) ……なぁ、どう思う？どうすればまた誘われんのかな…。

深 ) そうだね〜。なんだろう？わら

あらかた一通りは話し、フッカに助けを求める。

深 ) ショウタはどうしたいの？

渡 ) 俺は………ヒカルとできれば、なんでもいい。

深 ) わぁーお！ショウタ大胆だねぇ〜。わら

やっぱ、こいつに相談すんのは間違いだったかも。

反応がすんげぇウザイ。

深 ) でも、誘わなくなったのにも理由があんじゃない？

渡 ) 理由って…。？

深 ) それは………ごめん分かんねぇや。わら

なんだよ、それ。

それになに、今の変な間。

渡 ) フッカ、なんか知らない？最近のヒカルの様子とか。

深 ) …..いや、知らねぇよ！そんなの俺よりショウタの方が詳しいだろ！！わら

それはそうだ。

フッカの当たり前の返答に、ぐうの音も出ない。

渡 ) まあそうだよなぁ……。どうしよう…。

深 ) じゃあ、誘われなくなった理由とか聞いてみれば？

渡 ) ……やだよ。それ内容によっては普通に傷つくし。

深 ) そんな言ってても何も解決しないだろ。わら

渡 ) そーだけど……。 ( 口尖

深 ) いっそ、ショウタが襲っちゃう！とかは？どう？！わら

渡 ) ………お前、楽しんでるだろ。 ( ﾑｽｯ

深 ) ごめんごめん！ジョークだって！！わら

渡 ) …..ぜんぜん笑えねぇ。

いつもの調子でふざけるフッカにそう冷たく返すも、ちょっとアリかも。と思ってしまった。

毎回俺の方がされるがままだし、いつまでもヒカルの好きにさせてたまるか、俺が上に乗ってヒカルを気持ちよくさせてやる。ってね。

それに、普段と違うシチュエーションだったらヒカルもヤる気になってくれんじゃないかって。

ただ、俺がリードする、なんてそんな高等なテク、本当に俺にできんのか？って感じだけど。

深 ) あっ！じゃあ、ショウタから誘ってみるってのは？

渡 ) ……俺から、？？

深 ) そっ！わら ( 頷

まだマシかも。

恥ずかしさはあるけど、俺にもできそうだし。

渡 ) ………もしそれで、ヒカルが反応しなかったら…。？

深 ) だったら、反応あるまで誘い続けるとか？色んな手段使って！！わら

渡 ) 色んな手段…。

深 ) ショウタから何回も誘われたら、さすがのヒカルもシたくなるでしょ。わら

数打ちゃ当たる、とでもいうように簡単に言う。

…が、単純な俺の頭はフッカの提案に、確かに…！と楽観的に考えていた。

渡 ) でもその誘うって、具体的にはどうやって？

深 ) うーん……それはまぁ、これから考えればいいんじゃない？わら

渡 ) おいっ、そこがいちばん肝心だろ。

大事なとこが抜けてるフッカに、思わず笑う。

すると、フッカもつられて笑いだした。

渡 ) わかった。試してみる。とりあえず、相談のってくれてサンキューな。

深 ) いいよいいよ〜。俺も聞いてて楽しかったし。わら

渡 ) なにがだよ。笑

深 ) …..色々とね。わら

渡 ) …？ ( 片眉 上

なにか含みのある言い方をするフッカを不審に思うも、その張本人はすぐにパッと明るい声と表情に戻り話し始める。

深 ) 誘う方法とかは追って連絡するわ！わら

渡 ) えっ？あ、うん。

なんだったんだろ。

…..まあいいや。俺の気のせいだろ。

そう言い聞かせ、ヒカルを誘う作戦に気持ちを切りかえる。

今までなかったけど、俺から誘ったらノってくれんのかな…。また俺のことを求めてくれるのだろうか……。？

不安とは裏腹に、久しぶりにできるかもしれないという希望に、俄然やる気が出てきた。

お互いの恋人のこともあるし、そろそろ帰るか。と立ち上がり気持ちが昂ってる俺は最初気づかなかったが、フッカはなにか言いたげな顔でまだ座っていた。

深 ) ……なぁ、ショウタ。？俺もショウタに話したいことあっ…て。 ( 呟

渡 ) ん？ごめん、なんて？？

深 ) …………ううん。なんも？わら

あれ？今なんか言わなかった？？

深 ) よしっ！じゃあ、帰るか！！わら

渡 ) お、おう。

深 ) ショウタ、頑張れよ？わら

渡 ) ん、頑張る。

変な違和感が残ったまま、その日は解散した。

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続く。