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第4話
伝えたい想い
桃「じゃあ次は俺かな。」
そう言ってさとみは桃色の封筒を手に取る。
桃「俺こういうの苦手なんだよな〜笑」
そう言いながら封を開いた。
中には丁寧に折られた便箋が入っていた。
さとみは少し息を吸う。
そして読み始めた。
『リスナーのみんなへ。
今日は少しだけ、自分の話をしようと思います。』
さとみは少し笑う。
『俺は昔から、自分の気持ちを言葉にするのが苦手でした。』
『伝えたいことはあるのに上手く言えない。
だからいつも心の中にしまい込んでいた。』
ジェルが静かに頷く。
『強そうって言われることもある。
しっかりしてるって言われることもある。
でも本当はそんなことなくて。』
『誰にも言えない悩みもあった。』
部屋が静かになる。
『全部終わらせたくなった日もあった。
未来なんて見えなかった。
明日が来るのが怖かった。』
さとみは少しだけ俯く。
『でもそんな時に出会った。
すとぷりに。
仲間に。』
少し間を置く。
『そして、リスナーのみんなに。』
莉犬が優しく微笑む。
『気づいたんだ。
俺の言葉を待ってくれる人がいること。』
『俺の声を聞いてくれる人がいること。』
『俺のことを好きだって言ってくれる人がいること。』
少し涙が滲む。
『あの頃の俺にこう言いたい。』
『無理に強くならなくていい。
全部一人で抱え込まなくていい。
君は思っているより、ずっと愛されている。』
『だから、生きていて。』
静かな空気が流れる。
『そしてリスナーのみんな。』
『ここまで一緒に歩いてくれてありがとう。
何度も救われました。』
『俺の言葉で誰かを救いたいと思っていたのに、
気づけば救われていたのは俺の方でした。』
るぅとが目を伏せる。
ころんも黙って聞いている。
『これからも、ちゃんと伝えていく。』
『大好きです。』
『本当にありがとう。』
『さとみより』
さとみは静かに便箋を閉じた。
桃「……やば。」
青「こっちのセリフなんだが?」
赤「泣かせに来てるじゃん。」
橙「反則やろそれ。」
さとみは照れくさそうに笑った。
桃「だからこういうの苦手なんだよ笑」
机の上には残り三通。
その中から伸びた手は───
橙色の封筒だった。
コメント
1件
うわ、これ……心臓がギュッてなった。さとみの手紙、本当に重みがあったな。「全部終わらせたくなった日もあった」「生きていて」って言葉に、彼の過去の影と今の温かさが両方見えた気がする。しかもそれをメンバーの前で読むって、めちゃくちゃ勇気いるよね。でも彼らになら話せるんだなって伝わってきた。橙色の封筒、次が気になる〜。
#桃
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