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#桃
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第5話
ほんとの気持ち
橙「ほな次は俺やな。」
そう言ってジェルは橙色の封筒を手に取った。
橙「なんかみんな重くない!?笑」
そう言うと部屋に笑いが広がる。
桃「ジェルなら大丈夫やろ〜」
青「絶対笑わせてくれるじゃん笑」
そんな声にジェルは笑いながら封筒を開いた。
中には数枚の便箋。
ジェルは少しだけ表情を和らげる。
そして読み始めた。
『リスナーのみんなへ。
今日は少しだけ、本当の気持ちを話そうと思います。』
『俺は昔から人を笑わせるのが好きでした。』
『誰かが笑ってくれるだけで嬉しかった。
だから気づいたら、いつも笑っていた気がします。』
ころんが静かに頷く。
『でもね。
本当は俺も傷つくんです。』
『悲しい日もある。
苦しい日もある。
泣きたくなる日もある。』
『だけどみんなを笑顔にしたかったから、
ずっと笑っていました。』
ジェルは少しだけ笑った。
『気づいたら、自分の気持ちを後回しにしていました。』
『大丈夫って言いながら、
全然大丈夫じゃなかった。』
莉犬が静かに目を伏せる。
『だから少しだけ立ち止まったこともありました。』
『休むことが怖かった。』
『嫌われるんじゃないかって。
忘れられるんじゃないかって。』
『だからあの時、
休むという選択をするのに、とても悩みました。』
少しだけ声が震える。
『でもね。』
『待っていてくれる人がいた。』
『帰る場所があった。』
『仲間がいた。』
『リスナーのみんながいた。』
るぅとは優しく微笑む。
『だから今、
またこうして笑えているんです。』
ジェルは最後のページを開いた。
『あの頃の俺へ。』
『無理しなくていい。』
『泣きたい時は泣いていい。』
『休みたい時は休んでいい。』
『弱い自分も、ちゃんと自分だから。』
そう言いながらジェルはみんなを見た。
『弱いところも。
強がりなところも。』
『全部認めてくれる仲間がいるから。』
部屋に優しい空気が流れる。
『そしてリスナーのみんな。』
『待っていてくれてありがとう。』
『信じていてくれてありがとう。』
『俺の笑顔を好きになってくれてありがとう。』
『これからも。』
『みんなと一緒に笑っていたいです。』
『大好きやで。』
『ジェルより』
ジェルは便箋を閉じた。
橙「いやぁ〜恥ずいなこれ笑」
赤「めっちゃ良かったよ。」
桃「反則だな。」
青「泣かせに来てたでしょ。」
黄「すごく素敵でした。」
ジェルは照れくさそうに笑った。
そして机の上を見る。
残る封筒は二通。
その中から伸びた手は───
黄色の封筒だった。
コメント
1件
ああ〜第5話読んだよぉ😭💕 ジェルの“笑顔の裏にある本音”がすごく響いた…。 『大丈夫って言いながら全然大丈夫じゃなかった』って部分、胸がギュッてなったよ。 でも弱さを認めて、ちゃんと仲間とリスナーに「大好き」って伝えられるジェルが尊すぎるっ! “休むこと”を選ぶ勇気って本当に大事だよね。 莉月さん、また泣かせにきましたね!?このシリーズ毎回刺さりすぎてやばいです😭💗 次の黄色の封筒も楽しみにしてます!