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遅めの食事中、
ビールが良いか松木さん
親父さん気を使わなくてもいいよ麻美手伝いな…
そうめんと
イカの唐揚げ、イカのぬた漬け、かぶの新漬け、だし巻き玉子、
あれ杏子は?
お母さん、
「ちょっと待っててね」
「鱈とほっけの干した珍味」
「あなた空瓶ありました?…」
「何するんだ?」
「これ叩くのよ笑っ」
松木さんが立ってきた。これって珍味ですねぇ俺がやりますよ。
麻美車から工具にトンカチ入ってるから。
「又使うの?」
外のランクルのトランクから出した。
蒸し暑い…
「お待たせこれでしょ」
真之介さんが
バリあるって叩いてた。
それならあなた…身がコタコタになるわよ。
借りるって
裏戸の横にコンクリートの塊の上で叩いてた
杏子出来たよ
「ありがとうあなた松木さんごめんね」
さっき話しが聞きたいな。
「何の事?」
「お婆ちゃん怖い話し?…」
「笑っしないわよ」
お義母さんの笑顔を見たら素敵だった。
むしったほっけの燻製にマヨネーズと一味を出して
語り出した。
私が中学生の時だったわ。
父親が漁師をしてた頃よ
母親が倒れた
「おい!中邑豊!嫁さん倒れた~」
「いつもの事だ!杏子お前学校に行く事ないから手伝え!」
姉達が居たが。中卒後に家を出たため私は末娘の為家に居るのは私だけだった。
兄が長男1人に後は女5人
要するに私は母の世話したり父親の漁師の手伝い、
記憶ない姉達、
…ずいぶん兄妹いるのに無責任すぎるな…
「パパ静かにしててよ!」
「寝かせな千夏、木実」
「章吾さんもね笑っ」
私はビールを一口飲んだ。
たまに夫婦で晩酌するようになってた
これ旨っ
美味しいでしょ笑っこれも父親が教えてくれたのよ。
家の稼業を手伝いながら中学生を終わらせた。修学旅行に行く?…お金がないって言われた
「何でよ父さん魚を市場に卸しててお金ないって事ないだろって母が口を出したら」
叩かれた!
あ!
「やめてよ!お父さん…私行かなくても良いからその代わり家を出たいっ」
「何言ってる母さんの世話誰がするんだって」言われた
母さんの顔が腫れてた
大柄な父の大きな手で叩かれたお母さん…
「ねぇあなた杏子だけに最後のお願いしてあげてよ」
「もう少し待ってろ…」
出かけるっていい夜帰ってこない父親
へべれけになって帰ったら母を殴り始めた!居たくない気持ちがもやもやし始めた。
私も階段から落ちて倒れた…
古い一軒家だった。
小さな村から町に引っ越しした。
又階段があるだ…
母が倒れた。
救急車を呼んだ私携帯電話もまだまだ復旧してない時代、固定電話も借りてた。
高いだからね!長話し止めなよって
病院で母が入院した。
父親も来ない。
お金も残さないで行方不明になってた父親…
泣いた…
母さん…
家に帰ったら借金の取立て屋が見えてた。
肩代わりに連れ出された。
やだよ!