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ふにゅふにゅとぷっくりとそして柔らかな唇がこちらの少し薄くカサついた唇に触れ合わせ時折リップ音をぷちゅ、ちゅっと立てながらお互いを堪能する、舌先が唇をなぞりつんつんと触れ這わされると腰元から期待と共にこの目の前のイケメンに思わず奥底から求めたくなるのだ。
唇を開いて誘えばこの形のいい唇からちろちろと見える舌が待ってましたと言わんばかりに俺様の口の中を蹂躙していく、歯列をなぞり、唇の裏側も丁寧に舌は覚えていこうとするかのように這わされ、上顎は愛撫され舌と舌は絡め取られて思わず呼吸の仕方なんて忘れちゃうほどだ、気持ちいい、思考もあっという間に溶かされちまう♡この人は俺様の求めてる事が分かってると言えるようにその舌先で遊んでくるのだ。
舌裏をすりすりなぞられて腰が疼く、彼の口に含まれた唾液も注がれ思わず唸るように「んぅ♡ふうぅ♡」と声が出てしまう。キスだけでこんなに蕩けてもう、気持ちよくてどうでも良くなる感覚に「こら、マリアもっと欲しがらねぇとここでやめちまうぞ」なんて意地悪言ってくる。
嫌だ、このキスにもっと酔いしれてぇのにこの男はそのギラギラした瞳で誰よりも欲にまみれて興奮してるくせして舌の動きを止めてきた。
呼吸すら忘れかけてた俺様は「はぁ…♡ぁ…♡」と甘い乱れた吐息しか出ずすっかりこの人の虜だ。だって仕方ねぇんだ、可愛いなとか色っぽいぞその顔とか散々褒めちぎっては口内が沸騰しちまいそうなほどに堪能されちまう。
舌先1つで腰が砕けちゃうんだ、この甘い声と吐息と、与えられた体液に支配されて一気に思考は情欲一色になっちまった。
「っ、ぁ…♡やだぁ。まだキス…足んねぇの♡」
腕を絡めて自ら触れ合わせる、ちゅっと音を立て絡めるちゅくちゅくと舌同士の水音に耳が淫靡に響く感覚に身体も火照る。
「は…っ♡マリア、お前そんな顔外に晒すなよ?」
被っていた麦わら帽子を俺様の頭に被せられジリジリと当たる陽射しと言葉に今までの蕩けてしまっていた思考は急に戻される。
…が、ぐいっと引き寄せるお兄様が俺様の胸元に顔をうずめたかと思えばぢゅっと強く吸い付いて音をつけてきた。
鬱血したそれが所有印だと分かる頃には今の自分の服装からはあっという間に何があったかなんてバレるのも時間の問題でみるみるうちに耳まで真っ赤にっちまう。
「ずりぃ!お兄様ばっかずりぃ」
その言葉を発するや否や俺様は夢中で項に噛み付いて強く痕を残すように吸い付く。
そこから離れた途端に見せたあのギラギラした緑の鮮明さに下腹部から熱が篭ったのは言うまでもないのだ。