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りっちゃ
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マリキンって可愛いんだよ。
俺の為に恋して、俺が大好きで、俺にすぐ騙されちゃって、俺にすぐ好きって言ってくれて、何より俺との子を孕んでくれる。素晴らしいと思わないか
春夏秋冬、月日が変わってもずぅっと俺を愛してくれていて、素敵な笑顔で接客して、でも、英雄だから、他の人に嫉妬されて殺されかけて。そんな時に俺をちゃんと頼ってくれて。素敵で何より可愛くてどこか危うくて不安定なそんな彼女が俺は大好きで。俺がどんだけ、彼女が作った弁当を捨てても、ニコニコして文句言わなくて、俺が元々、アスペで癇癪持ちなのを根っこから理解してくれて、慰めてくれて、キラキラした青空みてぇな綺麗な笑顔で俺を十分に殴ってくる。それでも愛せる。彼女が好きだから。馬鹿馬鹿しくても彼女に笑われても、いいと俺は思った。と、思えるような俺は未だダメな気がした。こんなまんまじゃ、馬鹿で何も取り柄のない人間のまま、人生を終焉してしまうんじゃないかと人々は言った。だが、俺は考える。馬鹿馬鹿しくとも彼女が笑ってくれればそれでいいんじゃないかと。無理に彼女を幸せにしなくてもいい。小さい器で彼女に呆れて彼女に呆れられたくて、何か大きな事でもいいから、彼女が俺に対してちゃんと叱ってくれる為に意図的に弁当を捨てた。そうしたら彼女は怒りもせず、ゆっくり抱きしめてくれて「相談乗るよ」と優しく伝えてくれた。だが、それではダメだと思ってしまった。彼女はいつもバイト三昧で、疲れているはずなのに、わざわざ、夕食まで用意してくれていて。俺がどんなに不健康な食事を摂っていても「全くもー」と言いながら美味しそうないや、実際とても美味しかった弁当を朝早くから作って机の上に置いてくれていた。それを理解していたはずなのに、大きな反抗心が俺の小さい器には入り切らず、彼女の弁当を捨ててしまった。あそこで彼女が泣いてくれれば俺が間違っていた事に早く気づけた。いや、気づこうとしていなかったんじゃないのか。とにかく、俺はとてつもない不届者で、馬鹿で、癇癪持ちのアスペ。それでも隣で今日もそして昨日、明日とてずっと隣で笑ってくれる彼女。俺には勿体ないくらいだ。本当に素敵な人を持てて嬉しいと思った。こんなキチガイで曖昧な俺にだけ神様が与えてくれた、ほんのささやかなプレゼントなのかもしれない