💛side
「…はぁ、」
また、朝の6時まで起きちゃった。
最近は、何故か朝日が昇る時間まで起きてしまうことが、ほとんど。
色々と考えて眠れなくなっちゃうけど、そのまま起きていることは無くて、6時を過ぎると、意識が途切れるような感じになり、眠りに入っちゃう。
そして、1、2時間経った後にアラームで起こされる。
…どうして、眠れないんだろう?
それは、静かな夜に色々と考えちゃうから。
2人は僕のこと、好きなのかな?
いらないな、って思ってるんじゃないかな。
2人は努力家で、面白くて、そして…何より優しい。
こんなにも、凄いふたりのそばにいていいのかな…
僕は、2人の優しさをもらうほどの、大したことじゃないし…
…それでも、そばにいたいって思う僕は、わがままなんだろうね。
そんな考えをしては、寝て…の日々が続いていた。
それが、変わったのは[とある日]だった。
今日は、眠ることは無かった。
中途半端に寝ると後々が辛いので、少し嬉しくなり、朝7時からキーボードの練習をした。
「.・*’’*・.♬.・*’’*」
「違う、音にバラツキがある…」
「.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・」
「これだと、強弱が足りない……」
「🎹🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶🎼 🎹🎼.•*¨*」
「………」
ああ、やっぱりダメかも。
全然、上手くいかない。
せっかく朝早くから練習してるのに…
「才能が…ないってこと、かな…?」
「は、は……」
笑ったつもりだったんだけどなぁ。
目の前、すごくぼやけてるなぁ。
でも、光が幻想的に輝いてるなぁ。
綺麗。
僕を静かに受け入れてくれる所は、あるかな。
なんだか、それを探したくなった。
今はちょうど、大事な仕事は無いから、少し休もうかな。
「2人に{少し、休みます。}って伝えとこ…」
2人のグループLI○Eに、メッセージを送った。
送られたことを確認したら、[探す旅]の準備を始めた。
💙side
ー8:12
スマホの通知音の音で、目が覚めた。
送り主は…ryokちゃんだった。
💛{少し、休みます。}
理由は無く、ただ休むことを伝えた、文章だった。
何となくの胸騒ぎを感じた俺は、理由を聞いてみることにした。
{どうかしたの?}
聞いてみたが、返事は帰ってこない。
気長に待とうと思い、ベットから起き上がった。
着替えやご飯を食べ終え、スマホを見ると反応があった。
💛{ちょっと、疲れちゃった。 }
💛{何とかして、治すから待ってて。}
なんと、胸騒ぎは当たっていたらしい。
でも、ryokちゃんのことを考えてみると、あまり入り込むのは嫌だなと思い、返事を返す。
{おけ〜自分のペースで大丈夫だよ〜}
❤️{わかった〜ゆっくり休んでね〜}
💛{ありがとう}
返事を返していると、家を出る時間になった。
俺は荷物を持ち、家を出た。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!