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葉山正輝に会えた。痩せ型の長身があり色黒で笑い方が低い声だ。
君が駒田真理恵さんですか。
「中井由紀に似てないが…」
「姉は父の連れ子でしたよ。私を可愛がれて育ちました」
星形のペンダントを出した。
妹とお揃い…
証を見せたら。
「そうか…報せたくても由紀さんの携帯電話に載ってなかった…」
「私携帯電話持ったのは結婚してからでしたので」
「無縁仏でお寺に預かってます行きますか」
はい…
珈琲店の馴染みなのかお金ちょうどおきます。
「ありがとうございました笑っ葉山さんの彼女?…」
「違うよ。中井由紀さんの妹だよ笑っ」
「そうか!すみませんね」
車に乗せられ、
郊外のお寺に着き。
観音寺の門をくぐった私と葉山さん、
「お嬢さん…久野和尚いますか」
「お兄さんー!お父様を呼んでください。」
「朱里誰?」
「葉山のおじ様よ」
「お知り合いですか…」
「亡くなった祖父の弟ですよ…」
「まだ帰らないのか?…」
「いやはや来て間もないですから。しばらくいますよ。住みやすい街ですからね」
「お婆様の墓参りは欠かせませんよではこれで失礼いたします。」
「お父様、葉山のおじ様来てるよ!」
「そうか…ちょっと待ってもらって」
ハーイ、
私は腰かけて待ってた。
あれ?…倉田さんだ。真理恵さん待っててください。
あの…
よう葉山?…
「俺の親戚のお寺だよ笑っ」
「何用事だ」
「同僚の妹さんがお姉さんの供養に来てたよ」
何て名前?
「中井由紀さんの妹…真理恵さん」
「つれないなお前彼女じゃないのかよ笑っ」
「まさか…今日初めてあったばかりだよ。お腹に子供がいるって青森から出てきたばかりだよ!」
中井由紀の供養どうぞ
「すみません、葉山さん?…」
「摂待先の専務が来てましたから挨拶してます。」
お焼香…
手を併せた。線香に火をつけて手ではらった。
リンを鳴らして。
リーン、
葉山?…
鳴らし方青森の仕方だな…
「お姉さんー!何故私を置いて逝ったのよ!」
お腹を押さえてうずくまった。
「どうなされた?」
「すみませんお腹が痛い…」
「愛子ー!救急車呼べ!」
「はーいお義父様ー!」
正輝ーお前が連れてきた娘だろ、彼女か?…
違うよ。
倉田さんがこの娘か…
痛がってた。
赤ちゃん助けて…
どこかで観た顔だった…
渉ー!」
「バタバタ!」
倉田さん…
思い出した。列車の中で会った娘だ…
抱き上げて。
救急車が停まったばかりだ。
「開けろよ!遅いって!」
…救急隊もタジタジしてた。
大学病院の高倉さんがいるからなぁ!」
「はい!」
私は病院で眼が覚ましてた。
起きたら。
看護士と葉山さんがいた。
「葉山さん…御迷惑かけました…」
俺は何もしてない倉田専務が来てたから。
「誰ですか?…」
友里亜さんに似てる…
看護士がこぼした言葉、
倉田さんの元彼女にそっくりだったって聞かされた…
「倉田何てお名前ですか…」
葉山さん言っても良いのかしら。
高島企業の末娘の子供です。
倉田陸、既婚者です。今離婚調停中で悩んでますよ。
「彼女の名前何て言いました?…」
「中井友里亜」
え?…私の姉…
「葉山正輝さんが今何て言いました?…」
「林葉家の家を出た母が中井彰と結婚しました。」
絶縁だ!家を出ていけって実家を捨て。中井彰と籍を入れましたが2人でお腹に身籠った私と双子の姉がいると聞きました…
「その前に一人の女の子がいました。中井由紀妾に産ませた子供だと聞かされて。姉は家を出ました。」
中井家の親は?…
罵った娘がお父様なんか最低よ!私が妾の子供だなんて!
中学生卒業後、出ました。
私の実の姉を抱いて家を出たんですよ!」
誘拐したって事か…
母さんが言いました。もし真理恵が嫁に出たら。札幌にいるからって電話番号を控えてたのを私に見せてくれたガンで亡くなりました。行方不明の友里恵、名前変わってるかもって亡くなりました。
友里恵さんから友里亜さんに変わったのか…
待っててもう一度倉田専務に聞いてみる、
……
はい…只今電波が…
〃はい?もしもし?〃
「倉田専務ー!確認してください。元の彼女の苗字は?
「志摩友里亜だが?…」
「〃あなた!いい加減してよね!離婚調停中決まったのよ!離婚してください!〃」
うざいって!何回言わせる気だ!」
「倉田専務?…」
元の彼女志摩友里亜だよ笑っそれがどうした?」
この声ですよ…
もしもし?倉田陸さんですか?…」
君は?
列車の中で知り合った。中井真理恵、姉の事知ってるなら教えてください。中井友里亜、志摩友里亜だったのか…私は双子の妹です…」
プチツ
会いたい…友里亜の顔をもう一度観たいが。
嫁に慰謝料払うか。
一億を振り込んだ。
「もしもしあなたありがとうございました笑っ持ってるもんね。うふふ」
「電話かけてくるな!」
世はお金だよな…
真理恵さんの顔いっぱい観たい…
苦しませた…会ってはいけないよな…