テラーノベル
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キャンプ行ってて月曜出せませんでしたm(*_ _)m
🦔「はい、ご飯できたよー」
⚔️「助かる」
❄️「えぬちゃんのクッキーは?」
🍬「今寝かせてる。おやつの時間にはできるよ」
❄️「やたー」
お昼ごはんはナポリタン。今日も雅はおかわりを2回。相変わらず大食いである。
そしてもう一つ相変わらずなことが。
🧸「おっしゃ文鳥覚悟しとけよ」
🦩「かかってこいやあえじくん」
🦂「お、やれやれ〜」
ご飯を食べると言うことで阿英から菜瑚芽が離れたので、阿英は文悟にさっき売られた喧嘩を買いに行った。
阿英と文悟の取っ組み合いを陽桜が見守る、というか野次馬としてちゃちゃ入れしていた。
🍬「なめちゃん仲裁してきて」
🍄「ん?まかせろ」
🍬「ほんとに行ったんだけどw」
🍄「あえちゃぁぁぁん」
🧸「っちょ、なめ、」
🦩「ナイスなめこくん!」
🍄「喧嘩せんでよあえちゃーん」
🧸「なんなんお前ぇ……」
🦩「なめこくんが言うならやめるかぁ」
🍄「なんか俺に甘いな、きも」
🦩「あーもうやめませーん」
仲裁失敗、なんなら菜瑚芽も巻き込んだ喧嘩が始まった。
文悟が菜瑚芽を軽くこづいたことによって菜瑚芽の怒りを買ったのか、火の玉を投げ始める。
菜瑚芽の放った火の玉を文悟がよけ、壁の方に向かっていく。
🦂「あっ!」
🐸「だーいじょうぶすこぴょん」
🦂「えぇ?」
壁に当たった火の玉はそのまま消えていった。
どうやら一足先にケンカの気配を感じ取った千流がリビングに結界を張っていたらしい。
🐸「ダイニング側には被害出ないようにしてるしもう好きに喧嘩しな〜」
🦂「チルにぃ有能や」
🍬「3人で完結してくれるの助かる〜」
🍄「俺が巻き込まれてんのお前のせいやぞえぬ」
🍬「いや知らんし仲裁頼んだだけやもんケンカ売ったのはなめちゃんでしょ?」
🍄「うるせえこいや」
菜瑚芽が雅がいる方に火の玉を投げてくる。もちろん結界に阻まれて雅に当たることはないが、目の前に高速で火の玉が飛んできたのにびっくりして後退り、その結果ダイニングテーブルにぶつかった。
🍬「いったぁ!」
🍄「それは知らんw」
🍬「まじでなめちゃんふざけるなよ」
🍄「おうこいよクソガキぃ」
🍬「行ったるわばーか」
結界の中に雅が入ってから、そこが地獄になるまでそう時間はかからなかった。
雅、菜瑚芽、阿英、文悟の四人が中にいて、雅と文悟が結託しだす。
🍬「文鳥にぃ助けてぇ〜なめこくんに巻き込まれたぁー」
🦩「何をしてんのなめこくん!」
🍄「お前ら結託したらめんどくさいやん!」
🧸「おい大人気ないぞ文鳥!」
⚔️「え、これ巻き込まれんよな?」
🐸「まぁこれは二人で結託してぬこちゃんぶんちゃん潰しに行くんじゃない?」
⚔️「チルにぃ中行ったらわんちゃん結界壊れるもんな」
🐸「そうね、俺が暴走したら絶対壊れる」
🦂「暴走する前提まじか」
結界の中は地獄、外は巻き込まれないか心配する二人。
中の喧嘩は文悟&雅vs阿英&菜瑚芽の2対2の対決となっていた。
🍄「あえちゃんなんとかして〜」
🧸「ん〜、いや俺複数相手するん苦手なんよなぁ」
🦩「あえじくんの能力は回避簡単やからな」
🍄「やからそれをカバーすんねん、な、あえちゃん!」
🦩「ちょ、え」
🍬「あーあーあー」
阿英の能力は相手の目を見ないといけない。つまり、阿英の目を見なければ精神操作をされることはない。
それをわかっていた文悟ではあったが、そこで菜瑚芽が身体強化をして文悟の顔を無理やり抑えることによって阿英の目を見させた。
その様子を側から見ていた雅は面倒そうな顔をした後ソファーに置いてあったクッションを手に取って阿英の方に思い切り投げた。
🍬「文鳥にぃに何したんやぁ!」
🧸「文鳥にぃ〜、ぬこみやボコボコにしよ〜?」
🦩「はぁーい」
🍬「ずるぅい!なんでそんなことするの!も〜、文鳥ばぁーか!」
🦩「いっった?!」
🧸「お前馬鹿力……!」
🍄「ぬこちゃんあえじキラーすぎるやろw」
雅が八つ当たりで文悟に投げたクッションが文悟に直撃。思いっ切り投げたものがそこそこ至近距離で当たった文悟はあまりの衝撃に正気を取り戻していた。
正気に戻った文悟は雅の方を向くと不満げな顔をして抗議を始めた。
🦩「なんでクッション投げたんぬこみやくん」
🍬「はぁ?あえちゃんの能力にかかるような雑魚にクッション投げて何が悪いん」
🦩「ごめんね!!!」
🍬「いいよ、あの二人ぼこそ?」
🧸「なめこ〜、単純な力くらべはお前にまかすわ〜」
🍄「じゃあ俺ぬこみや相手にするからあえちゃんは文鳥よろしく」
🍬「かかってこいやぁ!」
菜瑚芽は高い身体能力と防御力強化の能力を持つ。
阿英の能力は攻撃力があるわけではない。
雅の能力は魔法の糸を使って作られたぬいぐるみなどに魂を宿して攻撃することができるもの。雅はもともとの身体能力が高く、さっき文悟に対してクッションを投げ正気に戻したのも、そのもともとの身体能力によるもの。
文悟は身体能力の強化を持っていて、遠距離の能力や直接相手にダメージを与えるような能力は持っていない。さらに阿英の能力にかかりやすい。
雅の精神力と複数攻撃に対応するより、文悟の単調な攻撃に対応するほうが、阿英としてはやりやすいという判断である。
🍄「相変わらずあえちゃん頭の回転速いな?」
🧸「まぁ、うん」
🍬「照れとんちゃうぞコラ」
🧸「なんなんお前」
🦩「いや、あえじくん俺と戦うんよな?」
🧸「いやなんかもう、疲れた」
🍬「えぇ……?」
🧸「とりあえず今コイツにムカついたからコイツ処す」
🍬「怖いこと言わないでよ!」
🍄「まぁ喧嘩する気失せたんならええけどさ……」
🧸「てか俺らなんで喧嘩してるんやっけ?」
🦩「しらん、忘れた」
🍄「ぬこちゃんこの二人俺らのおにーちゃんやで」
🍬「最悪や」
なぜか知らないけど、いつの間にか喧嘩が終わっている。これも有兎家では日常茶飯事。喧嘩していたのかと思えばいつの間にか仲直り、というよりはみんな熱が冷めていく。
🐸「あれ、終わったか」
⚔️「相変わらず意味わからんタイミングで始まって意味わからんタイミングで終わるな」
🦂「それが俺ららしさでもあるかもしれないw」
🦔「クッションとかちゃんと戻しといてよ〜」
🧸「はーい」
🐸「いい返事だねぇあえちゃん!」
🧸「なんなんあの人w」
🍄「偉いねぇ〜!」
🧸「お前もなんなんw」
喧嘩するほど仲がいい、という言葉はもしかしたら有兎家のためにあるのかもしれない。今日も平和な我が家を見て、泰は少しだけため息をつき、そして頬を緩ませた。
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