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森の奥深く、焚き火の周りにチームメイト達が集まっていた。
ラブツインは青い髪を揺らしながら、包帯や薬を整える。かつて医者を志していた経験が、こんなサバイバル生活でも生きているのだと、彼女はふと思った。
💙「アイルくん、大丈夫…?」
帽子を深く被った彼の剣士らしい背中が少しだけ震えているのがわかる。昨日の戦闘で傷を負ったのだ。彼はいつもそうだ。仲間を守るために身を投げ出して、よく倒れる。…いや、死んでいる。
❤️「……ラブちゃん、俺は大丈夫だ。」
彼の声はいつも通り強気だ。でも、ラブツインは知っている。この声の裏に隠された疲労と痛みを。思わず、手にした包帯をそっと彼の腕に伸ばした。
💙「やっぱり、無理しないで……。ちゃんと休まないと。」
アイルは小さく笑った。ラブツインの声に安らぎを感じているのかも知れない。けれど、彼にはその気持ちを返す勇気がまだない。
焚き火の橙色の光が二人の距離をゆるやかに縮める。近くでは、料理上手のエリックが野菜を刻み、チェインがアイルにちょっかいを出して笑わせている。獣の声が遠くで響く中、ラブツインはアイルの傷を手際よく手当てする。
❤️「………ありがとう。ラブちゃん。」
彼の声に、微かに笑みが混じった。
言葉は少ないけれど、その瞬間、二人の間に暖かい感情が静かに流れた。
生死をかける世界だからこそ、お互いの存在の重みが、何よりも大きく感じられる。
夜が深まるにつれ、焚き火の炎は揺らめく。
ラブツインはそっとアイルの肩に手を置く。彼は帽子で隠れた顔を少しだけ上げ、彼女の目を見つめる。
友達以上恋人未満の感情が二人の間で静かに交差する。
それは、切なくも暖かな瞬間だった。