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『 残霞、暑い夏の思い出 』
sho×zm
⚠︎
wrd!様の二次創作
腐🙅🏻♀️学パロ
本人様には関係🙅🏻♀️
わんくっしょん
sho→神陽 尋(しんよう ひろ)
zm→望 緑矢(のぞむ ろくや)
not side .
四季には、それぞれ神や女神が存在するらしい。
春を司る蒼帝、佐保姫。
夏を司る炎帝、筒姫。
秋を司る白帝、竜田姫。
そして、冬を司る玄帝、宇津田姫。
どの神も皆、この世界になくてはならない重要なものとして信仰されてきた。
…少なくとも、数年前までは。
それもそのはず、四季の神の行いとして求められていたことを施していなかった神がいたからであろう。
「天候」「温度」「その四季の長さ」「見える星座」…他にも日没や月食など、様々な管理するのが 四季の神々の行いとされていたのだ。
春、秋、冬の神々は仕事を毎年 真面目にこなしていた。
その八柱の中で、生まれながらの悪戯っ子、夏の神_炎帝は仕事をサボり続け、筒姫に任せっきりでいたのだ。
…
sho「 …そんなこと言われたって、俺は真面目にやったつもりやで〜? 」
…
sho「 ちょぉ、顔怖いって…?まあ俺だって悪いとは思ってんけど… 」
…
!ꐦ
sho「 えぇ〜、!?人間界で!?れっきとした夏を学んで来い…!? 」
sho「 俺17歳ちゃうもん!高校なんて面倒くさい!!ああ謝るから〜、!! 」
!!
sho「 ぅえ、やだぁ〜〜…!!___ 」
…こうして、炎帝 shoによる暑い暑い夏が始まるのだった。
六月下旬の現世、真夏。
カーテン越しに太陽の光の照りつける教室。
黒板の前には、本来は炎帝であるshoの姿が。
菜の花色の瞳、髪は茶髪の尼そぎに整えられ、半袖の制服を身に纏っている。誰がどう見ても、普通の高校生徒だ。
sho「 ぁ〜…初めまして、神陽 尋と申しまーす、よろしく〜( 微笑 」
…もちろん偽名である。不服な表情は心の奥にしまいこみ、教室内の生徒を一瞥する。
神であるshoから見れば、ここにいる者なんぞ全員ひよこ同然。
何百年 何千年神としてやってきているshoと比べるに足らない存在なのだが…
sho「( まじで…名前と顔覚えられっかな〜… )」
おっと、心配する所はそこのようだ。
sho「( 人間界で夏を学ぶ…って、普通に俺が人間になりきって過ごすだけやん…! )」
神も暇ではないはずなのに、と、ふと天界のことを考える。悪かったのは正真正銘shoなのだが。
shoのしていたことといえば、夏の時期を伸ばし他の季節へ影響を与え、毎年のように最高温度を更新し、人々を猛暑だ地球温暖化だと騒ぎ立たせる。
それに反し筒姫は適度に雨を降らし、適度な暑さを保っていた。
…人々は”そういう夏”を求めているのだろう。
暑すぎる夏なんて、いらない。
極端な暑さだって、それに、長すぎる夏期だって。
zm「 俺はそういう夏も好きやで 」
sho「 _ぅおっ!?びくった〜…! 」
ひょこり。
フードを深く被る人間が一人。茶髪の髪と緑青色の瞳がこちらを覗いていた。
sho「 てか、俺声に出てもーてたか…? 」
zm「 おう!ばっちり! 」
制服に付いた名札。目をやると そこには「望 緑矢」と書かれている。
sho「 のぞむ…りょくや? 」
zm「 ”ろくや”やで!よく間違えられるんよなー 」
確か、席が近かっただろうか。席の列を一周見てみる。
…ああ、あそこだ。斜め後ろのなんの変哲もない机。そこがこいつ_緑矢の席だろう。
sho「 んで、なんか用か?それとも話しに来たんか? 」
zm「 んー、話しきた!!…転校生やろ?気になるやん! 」
sho「 …ほーん、? 」
…はて。人間はそういうものなのか。
人間でないshoから考えれば、「新しいやつが入ってきたら歓迎する」という風潮も不思議なものだ。
そもそも、四季の神に新人なんて加わることなんて無いのだから、shoとは縁の遠いものだったのだろう。
…shoは、そんな当たり前の考えを教えてくれた緑矢に興味を持ったようだ。
sho「 お前…えっと、緑矢!面白いやつやね!仲良くしてくれるか? 」
zm「 もちろん!もう俺ら 友達、やな! 」
sho「 …ともだち。 」
口に馴染まぬその単語は、shoの中でこだまする。
今だけは、炎帝の称号を無視して 人間として生活できる。
れっきとした夏を学ぶだけの、罰ゲームのようなものではない。
sho「( …人間の高校生、か。 )」
六月下旬の現世、真夏。
きっと、悪くない夏となるだろう。
キャラ掴めてなくて関西弁ぐだぐだですいません😭😭
久しぶりのwrdの小説ですね…!!!完全「夏」の連載に仕上げます💪🏻