昼休み。
俺は友達がいないため1人で母さんが作ってくれた弁当を黙々と食べ進める。
あ、今日グラタン入ってる…
これ大好きなんだよなあ
今日の運勢なんだろー…
『好きな人と両思いになれるかも!』
『ラッキーアイテムはピンクのガム!!!!』
なんか…やだなあ…
rbr「…あsha。」
sha「エッ」
弁当を食べることに集中していたから教室に入ってくるrbr先生に気づけなかった…!!
sha「……なんすか」
rbr「いや?別に特に用はないんだけどさ。」
sha「じゃあ、俺弁当食べるんで…」
rbr「冷たいな〜!!その卵焼き美味しそう!俺にも一個ちょうだいよ」
rbr先生が口を開けてあーんのポーズをする。
「あーん♡」
……
sha「いや、あげませんけど?」
「先生仕事あるんじゃないですか?俺も弁当食い終わったらテスト勉強しなきゃなんで。」
rbr「shaくんは冷たいな〜!!」
「ま、この後古典だから昼休み終わったあと待ってるぞ」
気色の悪いウインクをしてそそくさと教室を出ていく。
やっぱりイケメンはろくな奴居ないな…
昼休みも残り20分だ。早く食べ終わってテスト勉強をしないと。
…
黙々と勉強をしていると俺の周りに数人の女子に囲まれる
「ねえねえっ!shaくん!」
「shaくんってrbr先生と仲良いの!?」
sha「えっ、いやrbr先生が一方的にって言うか…俺は…嫌なんだけどね…??」
「へ〜!!そうなんだ!」
「結構フレンドリーなんだ…やっぱり告っちゃいなよ!!ワンチャンあるかもよ〜!?」
rbr先生のこと好きなんだ…先生好きになるなんて物好きだな…
それよりやけに先生保健室の時から俺にベタベタ引っ付いてくる気ィするんだけど…
俺の自意識過剰か…??
いや、でもやっぱりうーん…
─キーンコーンカーンコーン
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る
あ、次古典だった〜…最悪…
まあいい、早く準備して古典の教室行こ。
2階の教室から3階の古典の教室へ向かう
廊下からはグラウンド中庭などの景色がよく見える。 あ、次3年が体育なんだ…
皆より一足先に教室に着くとrbr先生が業中の準備をしていた。
sha「…どうしよう」
「戻ろうと思えば戻れるし…時間もある…」
俺が扉の前でグズグズしていると先生がそれに気づいて俺の所へ来た。
sha「なんですか…」
顔を俯いたままで話す。
rbr「shaが扉の前でウズウズしてるから俺に愛の告白でもするのかと思って」
sha「する訳ないじゃないですか!!」
rbr「えぇ??そお?俺shaなら細いし肌白いし女の子みたいだからいけちゃうのに〜」
うるうるとした瞳で俺の顔を覗き込んでくる。
sha「あー…はいはい、先生の運命の相手は街コンにでも行けば出会えますよ。」
rbr「んふ、やっぱりsha俺にだけ冷たいよね?」
sha「そんなことないです…」
rbr「あ、そういえばshaって古典が苦手なんだったけ?」
sha「そうです」
rbr「俺が古典担当で良かったな?放課後も朝の時間にたっぷり教えてあげられるぞ^^」
気色の悪い笑顔を見せる。
sha「別に!!…別に自主勉強すれば次のテストなんてどうにでもなります!!」
rbr「やる気”だけは”あるんだな。」
sha「はぁ!?次のテスト絶ッ対に70点取ってやりますから!!」
「俺を舐めるのも大概にしてくださいよ…!!」
rbr「じゃあ次のテストその目標の点数取れなかったら俺の言うこと聞けよ?逆に目標の点数に達したら俺がshaの言うこと聞いてやるよ。」
sha「上等ですよ…!!70点なんて余裕です!!」
rbr「今までずーっと赤点だったのによくそんなことが言えるな?」
そろそろ俺の堪忍袋の緒が切れそうだ。
先生が生徒に言うことか???
sha「先生うるさいです!!もう自分で勉強するから先生は黙ってて下さい」
rbr「んふふ、じゃ期待してるぞー」
ひらひら手を振ってまた教卓に座って作業を始める。
俺も席に座って古文の教科書を広げる
そうしてる間にもう授業開始5分前だ。
ぞろぞろと人が教室に流れ込んでくる。
rb「じゃ授業始めるぞ〜号令!!」
「きりーつ気をつけ礼」
頑張って書きました。
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