コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
“僕がどれほど君を大切に思っているか知って。 君を愛してる”
ルークさまが部屋を出て行った後、オリビアは先ほどのことを思い出し、火照った頬を両手で押さえた。
ルークさまのために聖力を使い、体調を崩した私を、彼は本気で心配してくれた。
私のことを考えてくれ、失うのが怖いと思ってくれている。
舞い上がってばかりはいられないけど、そのことがたまらなく嬉しかった。
彼を心配させたくはない。
でも私がルークさまに伝えたこと―――“生きる”ということを考え、“命”を真剣に考えた上で、聖力を使うかどうかは私の意志だと。
それが『私が私らしく生きるということ』と言ったことに、嘘はない。
しかしこうしてひとりになり、喜びの余韻が消える頃―――ふいに『私はどうなるんだろう』という不安に囚われる。<*****************************
*****
******************
************
********
*****
**********
********************