TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


電気が消えた。停電だ。

世界各地で起こっているらしい


夜なのに。

終わる。世界が終わる。

でも、弟だけは助けたい。


一体どこに?

僕がいる、光る時計の前に。


どうやって?

わからない。でも救わないと。

救ってあげないと。たくさん救われてきたから。


ねぇ、耳を澄まして?

僕の思った通りに耳を澄ます。

その行動は間違いだったかもしれない。


まだ、生きててほしかったかなって。

救いたかった。ほんとうだ。

これまで助け合って来たから。

今、絶対に救いたかった。

そう思っていたのに。

僕の耳からは。


扉が”バタン”と閉まり


“ドスンドスン”と歩いている


悲鳴は一切”なかった”。


明らかに弟じゃない。

扉の向こうに何かがいる


…そして、扉の向こうに弟は居ない。

僕は全てを諦めようとした。

明るく笑えばいい。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚