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こいつから貰ったレモン水はとても美味しかった。
「これ、美味いな」
『そうでしょう?』
このレモン水は微かに甘い味がした。
「なぁ」
『はい?』
「これ、甘くね?」
『…』
黙っている。何か企んでいるのか。
俺はこいつの腕を掴んで隠れている顔を見た。
ニヤッと悪い笑みを浮かべていた。
「な、なんだよ…」
『そのレモン水甘かったですか』
「あ、甘かった…」
いきなり心臓がドクドクし始めた。
「お前、なんか盛ったか!?」
体に力があまり入らない。まさか…、
『あらバレちゃいました?』
媚薬を盛ったのか…?
こいつは正気じゃない。息が切れてくる。
「ぐっ、」
『その顔、可愛いです♡』
俺は終わったと思った。舐めてたこいつに初めて恐怖心を抱いた。
「やめろ、」
どんなに抵抗したって無駄だ。こいつの顔はもうダメだった。
ぴちゃぴちゃと音が聞こえる。
俺は何をしているのか理解が出来なかった。
たまに入れ方を変えてぐちゅぐちゅ言っている。
俺の声も一緒に出る。2人の息切れに上書きされる。
やめてくれと訴えても止まることはなかった。
やはりあの時話を聞いてもらうんじゃなかった。
「あっ…、んっ…!や、やめっ…っ!」
『や、やめま、せんよ』
こいつ、化け物かよ。体力お化けかよ!
俺は何度も何度も絶頂を繰り返して気を失ってしまった。