テラーノベル
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やっと終わった…。
俺は身体中が痛かった。
『涙を流してる…、僕のそんなに気持ちよかったですか?嬉しいです…』
とんだ変態野郎だ。“早く逃げたい”それだけを考えていた。俺はあいつの隙を見て逃げようとした。
しかし、ガチャンと言う音が俺の近くでなった。
『これで僕のものですね…』
俺の足首に鎖が繋がれた。俺は悟った。もう逃げれないと。一生こいつと一緒にいるのだと。
怖い。苦しい。
俺は限界だった。
「なんで、俺にこういうことをするんだ」
『え?』
俺はこいつの話す次の言葉で泣き崩れることになる。
『女の子みたいで可愛いし、僕の性癖にドンピシャで、監禁することにしました』
「な、なんで、」
俺の代わりになるやつは沢山いるはずだ。
俺はこいつの玩具じゃない。人だ。
目から涙がボロボロと零れてくる。
こいつは俺を優しく抱きしめる。
『大丈夫ですよ』
俺は全然大丈夫じゃない。
俺はただ泣き崩れることしかできなかった。
『おはようございます。僕は仕事へ行ってきますね』
「…」
何も考えれない。何も感じない。
好物のクロワッサンだって味が感じられない。
机に沢山の玩具と媚薬。
これからもまだ沢山やるんだ。
あいつはいつ帰ってくるのか。
いつか、あいつの目の前で死んでやろう。