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『万が一』は『もしかしたら』の抽象的な言葉で
『もしかしたら』は『万が一』の具体的な言葉。
この2つは相互的な関係にある。と、僕は勝手に思っている。
「もしかしたら雨が降るかもしれない」
「もしかしたら風が吹くかもしれない」
「もしかしたら雷が鳴るかもしれない」
こんな『もしかしたら』はどうでもいいことで。
こんな『もしかしたら』は人生を狂わすにはちっぽけな存在で。
それが『もし』になった時、
『万が一』と同等の意味になると僕は勝手に思っている。
「もし、君が明日死んでしまったら」
「もし、目の前で消えてしまったら」
「もし、残酷をこの目で見たのなら」
でも『もし』は『万が一』と全く同じじゃない。
『もし』は悲観的にも楽観的にも使えるものであって。
『万が一』は悲観的にしか使えないものであって。
「もし、君が明日死んでしまったら」
「僕は__________________だろう」
そう語れるかもしれない。
「万が一、君が明日死んでしまったら」
「僕は『どうすればいいのだろうか?』」
万が一には道筋が視えていない。
ならば、語るなら、
僕は『万が一』を選ぶだろう。
それなら、きっと。
確実に、
────消えることを願えるから
「万が一、それが叶わなかったら?」
「万が一、それが願えなかったら?」