「俺と恋人になる想像できる?」
その言葉を飲み込む前に、強い力で引き寄せられ、握られていた手は指と指を絡ませるような繋ぎ方に変わる。
立ち上がり、逃げようとした私の腰に腕を回し、逃がさないとでも言っているかのように強い力で捕われた。
「ど、どういう意味か……わかんな――」
「そのままの意味だけど?」
ソファに座り、私を見上げている宏忠さんは、乾かしたばかりの私の髪を耳へと掛けた。
反射的にビクリと震えた私を見て、宏忠さんの唇が笑みを作る。
(くっそー!これ絶対また、意地悪して、楽しんでるッ!!……見てろよー。毎回やられる私じゃないからね!)
ふぅーと小さく息を吐いて呼吸を整える。
「これぐらいへーきですけど?」
宏忠さんが驚いた顔をしている。
やった!私の勝ちだ。
「ふーん……じゃあこれは?」
「うわッ!!」
腰に回っていた宏忠さんの腕が引かれた瞬間、バランスを*************
**************************
**********************
******
*************************
************************
*******
*************
続きはVIPプランで読みましょう
10,000以上のストーリーが読み放題
VIP限定ストーリーが読める
広告表示なし
いつでもキャンセル可能。