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真っ赤になって唇をきゅっと結んだまま黙ってしまう佐久間くん。
何その表情。可愛い。
ねえ本当にこのまま食べちゃうよ?
「ねえ、佐久間くん。どうして欲しい?」
「…俺、おれは…蓮に食べられた…」
コンコン
急に聞こえたノック音に2人して肩がびくっとなる。
そういえば、ここ、楽屋だった。メンバーもスタッフも、もう誰もいないけど。
「失礼しまーす。そろそろ清掃入りますが、大丈夫ですか?」
「あ、は、はい。もう出るので大丈夫です。遅くまですみません」
さり気なく佐久間くんを背中で隠しながら、そう返事をする。
未だに真っ赤な佐久間くん。こんな顔誰にも見せたくない。
扉が再び閉められて、ほっと息を吐く。
次の瞬間、背中にとんっと軽い衝撃があった。
佐久間くんの白い手が俺の腹に回って、後ろからきゅっと抱きしめられる。
「…佐久間、くん?」
俺の背中に額か頬を摺り寄せているのか、少しくすぐったい。
自分を抱きたいって言ってる男に抱きついて、どうしたいの?
そう思ってると、後ろから小さな囁きが聞こえてきた。
「…俺のこと、食べてくれるなら…ちゃんと持ち帰って…」
好きな人にあんなことを言われて、理性的に行動出来るほど出来た人間じゃない。
佐久間くんを半ば抱えるようにして自分の車に押し込んで、自宅まで帰ってきた。自宅ドアの鍵を開けるのすら煩わしい。
玄関の扉が閉まった瞬間に、佐久間くんの身体を掻き抱く。
佐久間くんも手を伸ばしてくれていたと思う。
「一つだけ、確認させて」
佐久間くんの顔を上げさせて、至近距離から見つめる。
欲に潤んだ佐久間くんの瞳がきょとんとして、それもまた可愛い。
「俺に食べられてもいいって思ったのは、どうして?」
「…蓮、こそ。何で俺を食べたいって思った?」
そうか、俺も言わないとフェアじゃないね。
ほんのり赤い佐久間くんの頬を、そっと撫でる。
「好き。佐久間くんがずっと欲しくて、食べたくて堪らなかった」
「…俺も、蓮が好きで、ずっと好きで。でも恋愛の意味で好かれてるわけないって思って…」
「どうして? こんな可愛い人、好きにならないわけないのに」
いつだって目が離せなくて、ずっと俺の心を奪い続けてきたのに。本人はまるで自覚なし。
そんなところも可愛いなんて、俺も大概だなとは思うけど。
「好きだよ、ずっと好き。俺に全部ちょうだい」
「俺も、好き。ねえ大好き。だから蓮をください」
どちらも理性的な会話が出来たのはそこまでで。
お互いにもたれかかるように、時々立ち止まってキスを交わしながら寝室まで何とかたどり着く。
アウターはベッドの下に放り投げて、もつれながらベッドに倒れ込んだ。
「れ、ん…ぁっ、やぁ」
「佐久間くん…すご。ガチガチ」
俺も佐久間くんも、自身が有り得ないくらい熱を持って硬くなってる。するりと撫でただけで、佐久間くんは身体をびくびく震わせた。
「んっ、んぅ ふぁっ」
「はぁっ、やば…」
舌を絡ませるキスをしながら、お互いをパンツ越しに擦り合わせる。
それだけでも良くて、腰が止まらない。
「やだ、蓮っ…もう前いたい…っ」
「ん、俺も…一回イっとこうか」
「あっ、ぁん、やだ…気持ちぃ…っ」
性急にそれぞれのモノを取り出して、重ねて擦る。
佐久間くんは可愛い声で鳴きながら腰を揺らめかせた。
うわ、えっろ。可愛い。
「だめ、蓮…だめっ、も、イっちゃ」
「ん、俺もイきそ…っ、一緒にイこ」
こくこくと何度も頷く佐久間くん。
顎を固定して舌を捩じ込むと、更に身体が震えた。
くぐもった高い喘ぎに、より興奮する。
「ふっ、ん、んぅ…っ んんーーっ」
「っく、は…っ」
佐久間くんの舌をじゅるっと強めに吸うとびくびくと身体を跳ねさせて果てた。
それと同時くらいに俺も欲を吐き出す。
軽くたくし上げた佐久間くんの腹に2人分の精液が飛び散って、視覚の暴力過ぎる。
ぼんやりしてる佐久間くんを見て、気付いた。
イく時の顔、見逃した。絶対エロいのに。
もったいないことをしたと思いつつ、まだ戻ってこない佐久間くんの頬に手を当てて改めて唇を重ねる。
「んぅ…? んっ…ちゅぅ、好き。れん、好き」
それってちゅーが好きなの? 俺が好きなの?
まあ、どっちでもいいか。存分に溺れてくれれば、それで。
頬や首筋、耳にキスを落としながら佐久間くんの服を脱がせていく。
中心でぷっくり立ち上がった突起が目に入って、指先で転がしてみた。
「やっ、ぁっ…ぁんっ」
軽く触れただけで上がる喘ぎに、舐めたらどうなるかなと好奇心が疼く。
片方を舐めながらもう片方を指で捏ねる。
真っ赤になった佐久間くんが涙目で俺の肩を掴んで、めちゃめちゃ可愛い。
「やだっ、気持ちい…っ! だめっ」
「気持ちいいのに駄目なの?」
「気持ちよすぎて、だめ…っ」
良すぎて駄目とか何? 可愛すぎるんだけど。
夢中になって撫でたり摘んだりしてたら、佐久間くんが俺の服をぐっと引っ張った。
「や、だ…蓮も、脱げよ…っ」
「…っ、え」
「くっつきたい、から…早くっ」
「っ! ちょっと、待って」
何だろうこの人。俺を心臓麻痺で殺す気なの?
上半身を起こして上着を雑に脱ぐ。ベッドの下に放り投げて、佐久間くんに覆い被さった。
伸ばされた佐久間くんの腕が俺の背に回って、ぎゅっとしがみついてくる。
「蓮とくっつくの、気持ちい…」
俺の肩に頬を摺り寄せて佐久間くんがうっとりと呟いた。
は? 何それ。あざとすぎない?
こうなったらもう、とことんまで気持ちいいって鳴かせる。
「俺はもっと気持ちよくなりたい。ね、ここ入っていい?」
するりと尻の間の蕾を撫でると、佐久間くんの頬が再び赤く染まった。
そのまま淵をなぞると、佐久間くんが甘い息を吐き出す。
「ね、いい? 気持ちいいとこ探して、たくさん擦ってあげる」
「っあ、う、ん…」
耳元でそう囁くと佐久間くんが首まで赤く染まる。
そして、こくりと小さく頷いた。
「…初めて、だから…ゆっくり」
「ん、分かった。頑張る」
ゆっくりなんて、どこまで俺の理性がもつかは分からないけど。
お互い男同士での行為は初めてのことだし、傷付けないように慎重に指を進める。
蕾をくるくる撫でるけどまだ固くて。ふと思い付いて枕元のボディクリームを手に取る。
指先に出して蕾に塗り込めていく。
さっきまでより滑りが段違いに良くなって、指先が蕾に少し埋まる。
「んんっ」
「痛い?」
「…痛くはない、けど 違和感? みたいな?」
戸惑った顔で小首を傾げる佐久間くん、可愛い。
痛みがないことに安心して更に指を進めていく。
「ん、んっ…ひゃ、ぁ…っ!」
違和感を紛らわすように声を出していた佐久間くんが、ある場所を掠めた時に大きく反応した。
ここだと確信を持って奥を探っていく。
「やっ、だ、だめっ…へん、なっちゃっ」
「なってよ。俺だって、とっくに変になってる」
「ぁあっ、やだ…きもちいっ、なんで…っ」
いわゆる前立腺を何度も擦り上げる。
初めてでこれだけ気持ちよくなれるの、もはや才能なんじゃない?
俺としては嬉しいけど。
どうせなら、佐久間くんを溺れるくらい気持ちよくしたい。
佐久間くんの蕩けそうな顔に夢中になってると、不意に腕を掴まれた。
「ね、もやだっ…だめ…っ」
「何で…? 気持ちいいでしょ?」
「だから、だめ、俺だけイくのやだ…蓮も気持ちくなって…っ」
瞬間血が沸騰したような気がして、血管切れたかと思った。
え、何それ。一緒に気持ちよくなりたいってこと?
本当にどこまで可愛いのこの人。
「れん? ふぁっ…ん、んぅっ」
「っは、ん…っ」
身を乗り出して佐久間くんの唇を塞ぐ。
すぐさま舌を捩じ込んで深く探ると、うっとりしたような吐息を漏らしながら佐久間くんの腕が俺の首に巻き付いた。
佐久間くんからも舌を絡めてきて、どんどんキスが深くなる。
「んぅ…れんのキス、すき…もっと」
キスの合間に佐久間くんがそう囁くから、ますます夢中になってしまう。
唇を合わせながら蕾に入ったままの指を2本、3本と増やしていく。
佐久間くんの身体がびくびくと跳ねるのをのしかかって抑える。その間にも指をばらばらに動かして中を広げていった。
「ん、んっ…ね、今何本入った…?」
「3本かな…きつい?」
「んーん…何かさ、あの、むしろ何かさ…」
「ん? 何?」
恥じらうように目を伏せて、頬を赤くする佐久間くん。
あらぬところに指まで入ってて今更恥ずかしがることあるの?
「……ず、するっていう、か…」
「? ごめん、何て?」
「だ、だからっ! あの、奥がむ、ずむずする…から」
「…え」
「…っ! だから…!!」
ぐいっと首を抱き寄せられて、唇を塞がれる。
ちゅうっと吸い付かれたと思ったら甘噛みされて下半身が重くなった気がした。
唇を触れ合わせたまま、佐久間くんが囁く。
「むずむずしてつらいから、早く蓮のくれってば…っ」
「…あーもー、ほんっとさ!」
何で受け身でそんな男前なの! というか、俺の理性ぶち壊してどうしたいの!!
「もう、止めてって言っても止まれないからねっ?」
「絶対言わない。俺の方が欲しいって思って…っぁ!」
佐久間くんの言葉尻を待たずに、蕾に自身を当てがって押し込む。指とは質量の違うモノが侵入してやっぱり苦しいのか、佐久間くんの指がシーツを強く掴んだ。
その手を解いて指を絡めて繋ぐ。
「あっ、ぁっ…お前、おっきくしすぎ…っ」
「こんな佐久間くん見て、あんなこと言われて。大きくならない方がおかしいでしょ…っ!」
「ふはっ…あっ、あぅっ」
俺の訴えに吹き出した隙に、一番太い部分を押し込む。
その後は意外とスムーズで根元まで一気に貫いた。
びくびく震える佐久間くんを抱きしめて、中が馴染むまで一呼吸置く。
「…動いて、大丈夫そう?」
「ん、平気…蓮きて」
ゆっくり腰を引いてから、奥に目掛けて再び入り込む。何度か繰り返しながら佐久間くんの声が上がる場所を探っていった。
確か、ここら辺。
「あ、あ、んっ…ひゃっ! あっ、ぁん…それ、さっきのとこ…っ!」
「ん、見つけた。もっと気持ちよくなろ?」
「あっ、あっ… あぁ、そこ、ばっ、かりだめっ」
「可愛い…顔とろとろ。気持ちい?」
甘い鳴き声をあげる佐久間くんの赤い頬を撫でると、うっとりと気持ち良さそうに目を細めた。それが何とも言えず艶っぽい。
「ぁんっ、あっ…あっ、きもちい…っ れん、は…っ?」
「すごい、いい 蕩けちゃうかも…っ」
「ふふ、よかっ、た…あっ、ぁん、あ…っ! も、だめ…イっちゃ」
「ん、いいよ…っ、俺でイって」
「や、れんも 一緒がい…っ」
佐久間くんのリクエストに応えるべく、腰の動きを早める。
がつがつと前立腺を突き上げると白い喉を晒して佐久間くんが仰け反った。
それがあまりに美味しそうに見えて、跡が付かない程度にあちこち吸い付く。
「あっ、ゃん…っ、れん…れんっ…すき…っ」
「ん、俺も…っ、ずっとずっと好きだよっ」
ばちゅんと音がするくらいに強く貫くと、一際高くて甘い声を上げて佐久間くんが果てた。
念願の可愛いイき顔を見ながら、ほぼ同時に俺も佐久間くんの中に欲を吐き出す。
「はっ、はぁ…ん…っ」
呼吸を整えながら、ちゅっちゅっと音を立てて何度もキスを繰り返す。
とろんとしてるとこ、可愛い。
ぺろっと佐久間くんの唇を舐めるとぴくりと反応した。
「可愛い。好き。佐久間くん、好きだよ。可愛い…」
「はは…可愛いbotと好きbotになって…ん? ちょ、待て。何でまたおっきく…っあ、ひゃぁっ」
「ごめん、一回じゃ治まらないみたい…このままいい?」
「待って、少し休ませて…あっ、あ…ぁんっ! も、れんのばか…っ」
返事を待たずに愛撫を始めた俺に、佐久間くんはとびきり甘い声で「ばか」と繰り返した。
すぐにとろとろに蕩けて、全部俺に美味しく食べられちゃったわけだけど。
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