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あっと言う間に5月3日となった。
学園の校門前で待ち合わせ
オレが向かった頃には先生たちが既にいた。
深澤先生はスーツに高そうなバッグ、岩本先生はTシャツにジーパンにショルダーバッグ、
ついでにオレはTシャツにパーカーとチノパンに小さめのリュックカバン、岩本先生と同じラフなスタイル
「先生2人共早っ」
「生徒を待たせるなんて、出来ないからな」
いつも白衣の深澤先生が、白衣を脱ぐだけでいつもより
大人に見える。
「とか言ってるけど、先生俺に起こされるまで寝てたからな」
「岩本先生それはナイショだって言うなよ」
深澤先生は岩本先生を軽く小突いた。
その時
岩本先生のショルダーバックに、なんとも可愛らしいマスコットキーホルダーが付いており、ゆらゆら揺れているのが目に入った。
「あっ!それ【森の動物達シリーズ】だ!!」
興奮してしまい、マスコットキーホルダーに指を差しながら、オレは大声で叫んだ。
「佐久間知っているのか?」
ずいっと岩本先生はオレに近づいた。
「勿論オレ大好きで、1番はネコちゃんシリーズが大好き💕だけど、知ってる知ってし、それしかもコンビニ限定箱に入っててしかもランダム、更にシークレット。SNSで知ってはいたけど😆本物拝めるとは〜」
ついついヲタトークしてしまった。
「シークレットが、SNSで俺の大好きなシカシリーズの赤ちゃんと知り大人買いをしてしまった。お金は多少は飛んだがこれは必要経費だ」
「だよね!」
オレたちはがっちり握手をする。
「可愛いは正義!そこに男も女もない、そうだろう佐久間」
「はい!」
「お前ら軍隊かよ…」
深澤先生は呆れ顔だった。
客観的に見ると、マッチョと少年(見える)が可愛らしい趣味で意気投合とは凄いな……
今の時代ならそれも尊重される個性と言うべきかもしれないけど
2人で話が盛り上がり過ぎだけどねぇ
チラリと時計を見る集合時間が、過ぎようとしており、まだまだ会話が尽きない話をヤレヤレと思いながらもぶった斬る。
「もうすぐ集合時間だけど佐久間お前、会長に連絡してあるのか?」
ピタリと会話を止め俺の方へ振り向く
「会長には書き置きしといたけど」
説明を聞いたが、連絡先を知らなかった佐久間は、生徒会室に向かい会長に直接伝えようとしていた所、ソファーで眠っており書き置きを残してその場を出たとの事だった。
お前もし、書き置き見てなかったらどうするんだ?
タイミング良く
バイブレーションと♪〜音楽が流れ出す。
「オレのがスマホが鳴っている」
佐久間はポケットから慌てて取り出したせいで、落としそうになり、寸前の所でキャッチし照れ笑いを浮かべた。
スマホをスワイプ、次にタッチしてパスコードを入力開いた画面には通知のアイコン
「ショートメールに通知が…」
更にタップすると、メッセージが入っていた。
「深澤先生見て!会長直接オレの実家に向かうって、メッセージが入ってた」
俺に、画面をわざわざ見せて来た。
そのメッセージの下にもありそうだけど…俺は勝手に上にスワイプをした。
「佐久間、その下に住所を教えろと書かれている」
「えっ?あっ嘘っ」
スマホを自分の手元に戻し、画面を見つめ入力し始めていた。
「もしかして…」
「日付と電話番号だけ書いて忘れてた」
俺たち2人共膝から崩れ落ちそうになりガクッとした。
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