あなたは私の気持ちに気づくわけがない。鈍感野郎に恋をしてしまった私が悪い。でもこのまま気持ちを消して新しい恋をしようと思っても無理だ。絶対に。
💗『○○?次移動教室だよ?大丈夫?体調悪いの?』
私がボケっとしているのに気づいたのか、佐久間は私に話しかけてきた。こういうたまに出る優しさに私は惹かれてしまった。
「忘れてた!💦💦」
佐久間には好きな人いるのかな??
「ねぇ佐久間?」
💗『なあに??』
「佐久間はその、好きな人とかっているの??」
💗『いるよ!○○は?』
私か…。佐久間だなんて言えるわけない。でも佐久間には好きな人がいるんだよな。もう終わったな。この恋。
「前はいたよ。でももう今はいない。」
💗『へぇ〜!ちなみに誰なの?』
「えっ?!教えない…/////」
私の顔が赤くなったのは絶対バレた。だって佐久間が急にそんなことを聞いてくるからだ。
💗『あっ!ヤバ!遅れる!急ご!!』
「あっ…」
佐久間は私の手を握り次の教室まで走った。
教室に着いた頃には私の手は真っ赤になっており、ほんのり温かかった。
私のこの気持ちはいつになったら伝えることができるんだろう…。
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続き待ってます!!