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zmem 「海月になれたら」
※ BL 通報禁止
※ご本人様達には関係者ありません。
それでは、本編へどうぞ
海月になれたら、どれだけ楽でしょう。
海月になれたら、貴方に会えないですね。
でも、きっとそれがいい。
だって貴方は、私を求めていないでしょう?
e「海月になれたら、何をしましょう。」
e「まずは、たくさん泳ぎましょう。」
e「何もかも忘れて、水平線に向かいましょう。」
e「そしたらきっと、楽になれます。」
e「早く楽に、、、」
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なあ、海月って何でこの漢字なのか知ってるか?
俺は、調べた。でも、出てこなかった。
だから、俺は自分で考えた。
*海月って海の月って書くだろ?*
なら、海の太陽は何なんだ?調べる気にもならねえな。
俺は、少なくとも海月が好きだ。
見てるだけで、落ち着く。
でも、すぐに消えそうで、儚い
z 「そういや、俺の身近にもそんな奴いるな」
俺は、ふと思った。
em。彼奴は、海月みたいだ。
すぐに消えそうで、儚い男。
でも、海月よりも美しくて
*初めて、俺の口から素敵なんて言葉を言わせた奴だ。*
素敵ってな、素晴らしすぎて敵わないって意味で *素敵って書くらしい。*
z「最近、彼奴の影響で、言葉の意味をしらべるようになったな。」
z「彼奴、、今何してんだろ。」
z「海月になりたいとか思ってんじゃねえだろうなww」
z「まさか、、、な、?」
最近、俺の勘は良く当たる。
だが、彼奴に関しては予想の斜め上を付いてくるので、分からない。
z「久しぶりに彼奴にこっちから会いに言ってみるか。」
結局、会いに行く事になった。
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今すぐにでも、海月になりたいな。
何て思っている時、私の部屋の前に誰かが来た。
誰だろうと思う隙も無く、入って来た。
z「おーい、emさん。何しとるんや?」
e「あ、zmさんでしたか。」
z「おん。暇やから何してんのかなって。」
e「、、海月になりたいなって」
z「ッ!」
その時俺は、驚いた。
俺の勘が当たっていた事にもだが、、、
1番は、emの腕から血が出ていた事だ。
z「おい、emさん、、その腕、、、、血が、」
e「それが、どうしました?」
z「どうしたじゃねえよ。早く、手当てしなアカン!」
e「何故?その必要は無いでしょう。」
z「ッ!何言って、このクソじじい、年のせいで、痛み感じねえのか!?」
e「失礼ですね。まだ中年ですよ。」
e「それに、貴方には、関係無いでしょう。」
z「お前、em。ふざけんな、、、、」
z「こっちの気もしらねえで、、、」
e「ええ、もちろん貴方の気なんか知りません。」
e「そして、貴方もまた、私の気なんか知らないでしょう。」
z「ウッ、、」
e「ほら。何も言えないでしょう。」
「もう、こんな私とは関わらない方が良いのでは?」
「私としても、貴方とは関わりたくない。貴方のような勝手な人とは。」
z「何で、、emさん?俺、、何かしたか?」
e「していませんよ。したとしたら勝手に人の行動について口を出した事ですかね。」
「貴方には、一生理解出来ないでしょう。さようなら。」
z「おい、emさん。お願いだ。許してくれemさん。」
e「許してくれ?別に私は怒っていませんよ。」
「貴方は、zmさんは、何をしたいんです?」
「人の邪魔ですか?自己満ですか?」
「私の好きなようにさせて下さいよ。」
z「ちゃうよ。好きな人が居なくならないように。俺なりに精一杯やっとるんや。 」
「そんな、言わんといて。悲しくなってまうやん。」
e「、、言いすぎました。ごめんなさい。」
「zmさんも、zmさんなりに、好きな人を守ろうとしてるんですね。」
「なら、分かって下さるはずです。私も、好きな人を守るために、、必死ですもの。」
こんな事を言いたいはずじゃなかった。
でも、貴方があまりにもしつこく私に構うから。
もっと、貴方を好きになってしまいそうで。
辞めて。私に構わないで。嫌いになって。
貴方の好きな人なんか知らない。
最後の会話が貴方の好きな人の話ですか。
ああ、くだらない
コメント
36件
めちゃいいな…そのひとのためにって言うのがめっちゃいい