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「長尾、は………」
「………生きてる」
そう言われて、ほっとした。
安心して、泣きそうになった。
でも…なんで?
なんでそんな、暗い顔してるの…大吾くん…?
「生きてる、けど………」
「意識がっ、なくて…っ、意識を、取り戻す確率が………すごく、低い、」
「…………え?」
駿「長尾に…会いたい…っ謝らないと、いけないのにっ…悪いのは、俺やのに…っ長尾…ごめんっ長尾…!!」
大「……何が、あったの…」
駿「長尾に、不安な思い…させちゃった、僕にはみっちーしかいないって、言ってもらえたのに…もっといい人がいるだなんて…バカや、いくら自分に自信がなくたって、長尾のそばにいるだけで、長尾は、安心してくれたはずなのに…俺は、不安にさせちゃった…グズッグズッ」
大「長尾のとこ…行こう…メンバーも来てる…」
駿「……うん」
ガラガラガラガラ
丈「大吾っ、……みっちー、……こっちおいで」
駿「じょ、くん…」
駿「ごめんなさいっ…みんなっ…!俺がいなければこんなことにならなくて…!長尾やって…みんなと楽しく笑顔のままでいられて……っ」
大「でも。あんたがおらんかったら長尾はとっくのとうに……、自殺してた…、きっと」
丈「そや、みっちーは謙杜が、唯一…心を開いてて、なんでも話せる人なんやで…」
流「気づいてた…?謙杜って…自分の悩み、みっちーにしか相談してないねん…僕やって、相談のったことはあるけど…全部、こっちから聞いてたし…謙杜から悩み相談されたこと……一度もないんや」
恭「みっちーやから、ええんやで」
和「やからさ……自分を責めないでほしいんや。みんな悲しいんやから…泣きたいの、我慢してんねん…っ!そういうときに、自分だけ責めるのは、やめようや…、みんなで悲しみ分かち合うんや、一緒に。だって…メンバーやん、仲間やん、…友達やろ」
大「大丈夫…、長尾は…きっと目を開けてくれるから…待ってよう、それまでは…いつ、長尾が戻ってきても、笑顔でいられるように…喧嘩とか、しないで…お互い、思いやってさ…な?」
流「うん。だから、みっちー、大丈夫だよ、僕たち、みっちーの味方やで、心配せんでええ」
駿「流星、くん…みんなも…っごめんなさいっ…!…ありがとう、……」
丈「よく言えたな、えらいえらい」
駿「俺……ずっとここいます。長尾のそばに、いてあげたい……やなくて、いたい。そばにいたいんや…」
大「うん、わかった。仕事のことは気にせんでええから」
駿「…ありがとう…」