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小学校からの幼なじみがいた時の話
俺の幼馴染、莉奈の話をさせてもらう
莉奈は幼稚園からずっと一緒だった
まぁいわゆる幼馴染だな
小学校までは身長低かったのに、中学生になったらいきなり俺を抜かしてくるの
まじで驚いたわ
そして莉奈は、俺に「背縮んだ?」とか
言ってくるの
中学校では抜かせなかっただけだよな
晴れて高校生
俺と莉奈は高校も一緒になった
高校では抜かしてやるっなんて言ったな
何気ない生活の後
高校2年生の秋になった
俺は莉奈に言ってやったんだ!
「今まで好きでした」ってな
そしたらなんて言ったと思う?
「私も好きでした」って差し出してた手を
ぎゅって握ってたんだこれはもう成功だよな!
告白も成功、初デートは次の日に紅葉を見に行った。
カラオケとかも行って楽しかったぜ
冬には雪だるまとか作って雪合戦なんかもしたな
そして高校3年の春
莉奈が急に来なくなったの担任に聞いても
「高橋さんの家庭のことだから…」とか言ってんの
ちなみに莉奈は高橋莉奈って言うんだ
来なくなったから家に行ったんだ
インターホン鳴らして、莉奈が来るのを待ってた
出てきたのは莉奈のお母さんだった
俺は「莉奈居ますか?」って聞いた
そしたら
「あの…実は」
莉奈のお母さんに招かれ莉奈の家へ入った
お母さんは丁寧にお茶を入れてくれた
俺はお母さんに向かって
「あの、莉奈さんは?」
そしたらお母さんが突然泣き出した
俺は驚いた
そしてこう言った
「どうしたんですか?」
お母さんを泣き止ませるのに苦労したぜ
そして莉奈のお母さんはこう言った
「実は莉奈は高校生になってから重度の癌だったんです」
俺は驚いた
莉奈は全然普通だったからだ
「莉奈は大丈夫なんですか?!」
「莉奈は丸茉病院で処置を受けています」
俺は莉奈の家を後にした
10分もしない内に病院に着いた
お母さんは車で後から追いついた
そして病室に入る
「莉奈!」
病院のベットに横たわっている莉奈が居た
俺は名前をずっと呼び続けた
そしたら莉奈は目を覚ました
「莉奈!」
俺は安堵した
莉奈は「心配かけたね」と言った
こんなこと言わずに自分の心配した方がいいのに
数ヶ月間して莉奈は学校に来た
その時はもう車椅子だった
クラスの皆は
「莉奈大丈夫?!」
と皆言っていた
莉奈は「心配かけたね」と優しく言った
そうのこうのしてるうちに秋
車椅子を押しながら紅葉を楽しんだ
残念なことに冬は雨で行けなかった
そうして大学に入学した
莉奈は癌のステージVとされ治療に専念した
俺は毎日欠かさず病院に行った
大学生はあまり楽しくなかった
莉奈が居たら数億倍は楽しかっただろうに
終わり★