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第3話
諦めたくない夢
青「じゃあ次、僕ー!!」
ころんが青い封筒を手に取る。
「なんか緊張するなぁ〜笑」
そう言いながら封を開いた。
中には数枚の便箋。
ころんはゆっくりと読み始めた。
『リスナーのみんなへ
今日は少しだけ、夢の話をしようと思います。』
ころんは少し照れくさそうに笑う。
『昔の僕には夢がありました。
教師になることです。』
桃「おぉ〜懐かしいな。」
橙「めっちゃ悩んどったもんな。」
ころんは静かに頷く。
『子どもが好きだった。
誰かの力になれる先生になりたかった。
だから勉強もしていました。』
少しだけ表情が曇る。
『でもね。
もうひとつ、大切なものができたんです。』
そう言ってメンバーを見る。
『それが、すとぷりでした。』
部屋に静かな空気が流れる。
『楽しかった。
毎日がキラキラしていた。
リスナーのみんなが笑ってくれるのが嬉しかった。』
ころんは少し笑う。
『でも同時に悩んだ。』
『教師になる夢を追うのか。
すとぷりとして進むのか。』
『どっちも本気だったから。』
少し涙ぐみながらも、ころんは笑っていた。
『たくさん迷ったよ。
本当にこれでいいのかなって。』
青「今でもたまに思うもん。」
赤「そうなの!?」
青「うん。」
ころんは少し笑う。
『だけどね。
今なら言える。』
『僕は夢を諦めたんじゃない。』
『新しい夢を選んだんだ。』
るぅとが静かに微笑む。
『悩んでいたあの頃の僕へ。
いっぱい悩んで。
いっぱい迷って。
それだけ本気だった証拠だから。』
『そして安心して。』
『君が選んだ未来には、
最高の仲間がいて、
最高のリスナーさんがいる。』
『だから、胸を張って進んでいい。』
ころんは最後のページを開いた。
『そして、リスナーのみんな。
僕の選んだ道を信じてくれてありがとう。
ここまで一緒に歩いてくれてありがとう。
みんなのおかげで、僕は今も夢を追い続けることができています。』
『これからも一緒に。』
『沢山笑おうね。』
『ころんより』
ころんは便箋を閉じた。
青「なんか恥ずかしいなぁ〜笑」
赤「いや、泣けるって。」
黄「素敵でしたよ。」
橙「ええ話やな。」
ころんは照れくさそうに笑った。
そして机の上を見る。
残る封筒は4通。
その中から、ひとつの手が伸びる。
――――桃色の封筒へ。
コメント
1件
ころんの手紙、じんわりきましたね。「夢を諦めたんじゃない、新しい夢を選んだんだ」って台詞、すごく深いなって思いました。教師とすとぷり、どっちも本気だったからこその葛藤が伝わってきて。それでも今の自分を肯定して、リスナーに向けて「一緒に笑おう」って言える強さに励まされました。残り4通の封筒、特に桃色が誰の手紙なのか気になります!