「今日はやめとこう。明日早いし、ふっかも寝とけって」
ベッドに仰向けで横になった照が、片手でふっかの頭を軽く撫でながらそう言った。
優しい声。優しい手。
わかってる。アイドルの朝は早いし、明日の収録は遠出だ。
でも――
(そんなことより、俺は今…こっちのほうがキツい)
湯上がりで火照った肌。
照の匂いが、寝室の空気に染みついてる。
さっきまで一緒に風呂に入って、何もなかったのが逆に俺を変にムラムラさせた。
それに、湯上がりの照の肌の匂いが、まだ鼻の奥に残ってる。
耐えきれずに、ふっかは布団の上からひょいと跨った。
「……ふっか?」
目を細める照を無視して、ズボン越しに自分のお尻を照の股間に擦りつける。
わざとらしく、ゆっくり、何度も。
「…寝れない。照のせいで全然落ち着かない」
「……おまえ、マジで……」
照の声が低くなる。
ぐっと腰を掴まれ、動きを止められた。
そのまま体勢を崩すようにベッドに押し倒される。
次の瞬間には、口元を噛むような深いキスが落ちてきた。
舌を絡められ、口内を何度もくちゅくちゅと味わわれる。
ふっかが息を吸う隙もないほどのキスに、身体がじわじわと熱くなる。
「最初に誘ったの、ふっかだからな。明日寝不足でも知らないよ?」
「…っ、ん、んあ…っ、わかってる、から…」
下着の中に手が入ってきて、熱い指が敏感なところを撫でるたび、ビクビクと身体を震わせる。
「やっ…あ、ひかる、ん、待っ、そこ、やば……っ」
そのまま脱がされ、何度も何度もキスを落とされながら、照の腕の中で愛され続けた。
深く、強く、優しく――
***
「ひかる、やば、これ…、もう…っ、ぅあ、あ…」
自分でもどこまで達したのか、もうわからない。
腰を引き寄せられ、奥の奥まで、全部照に満たされていく。
静かな夜に響くのは、濡れた吐息と、優しくも激しい愛の音。
記憶も曖昧になるほど、身体の奥まで何度も抱かれ、愛され、朝方には腕の中で意識を失っていた。
コメント
2件
めっちゃいい!! 好きすぎる気持ちが爆発🥰