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「どうだい?調子は」
「絶好調..この武器使いやすいからね」
「余り耐久力を減らしすぎると,本番にダメになるから気をつけて」
「分かってるよ」
そう言い両手に双爪をつけた俺は猛獣の様に腕を振る
身代わり人形(練習台)はもうボロボロになっていた
そろそろ夜だ..村人達は家に入り,兵士達はアンデットの侵入をさせない為気を引き締める
マイケルが空が暗くなり始めているのを見て口を開く
「そろそろだね」
「うん..夜だ」
「数日前,”ナイト・リッチ”を殺したことにより君の存在はばれているだろう」
「目をつけられてまた襲われるかもしれないから気をつけて…」
俺はその言葉を聞いて答える
「大丈夫..もしきても返り討ちにするわ..それに今日は村から離れている場所を見て回るから」
「分かった..何かあったら連絡してくれ」
「…..じゃあそろそろ行ってくる」
そう言い俺は村から離れた丘に向かった
この丘は見晴らしがいい…
村の周囲を見渡せどこで何が起きているかが分かり易い
⦅ザザザザ⦆
背後から誰かが来る音が聞こえた
足音は速くなり,俺の真後ろで止まった
俺はその音を聞いて後ろを見る..誰だろうか
「え?」
見るとそこには人形が落ちてあった
だが,人形にしては大きく足の裏には土の跡が残っている
俺はゆっくり後ろに下がり距離をとった跡,人形に向かって話しかける
「おい!お前..いつまでそのふりをしてるんだ?」
…
…
反応がない..近づいてバラバラにしてやろうかと思った瞬間
人形は動き出した
【あ〜あぁばれちゃった..どうも,こんばんわ〜】
「お前,”第三階級幹部パペット・ロッド”だな?」
【そうだよ..僕のことを知ってるんだね!】
「そりゃあなぁ…“ナイト・リッチ”に話は聞いたからな」
これは嘘だ..本当はマイケルに聞いた
そして,俺は確かめたかった..此奴らには人間の様な心があるのか
【…….拷問したの?】
「さぁね..上で聞いてきたら?まぁ..君は気にしなくていいよ」
「彼奴は拷問のしがいがあったよ」
【お,お前は..ゆ,ゆる..許さない!】
そう叫びながら,人形”パペット・ロッド”は分裂し始めた
俺はその時,戻った事を口にしてしまった
「なんだ..怒れるじゃん……」
「覚悟はできてるな?…“第三階級幹部パペット・ロッド”…お前を今から討伐する」
【僕も一応幹部なんだ…“ナイト・リッチ”の敵…僕が取らせてもらう】
お互いが言いたいことを口にし,戦いは幕を開ける