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紅魔館のメイド長たる者、いつも可憐に美しくあらねばなりません。
例え敵と対峙しても…
「今年こそはサンタを捕まえるわよ!!」
ああ、張り切っているおぜう様もお可愛いらしい…
「あーあー、こちらパチュリー・ノーレッジ。
セキュリティは完璧。だけどまだ突破される恐れがあるわ。
一応武装もしておく?…サンタ相手に何してるんでしょう…」
紅魔館のメイド長たる者、サンタもネズミも入れてはなりません。
ええ、それが例えちびっ子の味方だったとしても…
「サブマシンガンとロケットランチャーの準備完了です。
あとショットガンとライフルも必要ですね。」
「咲夜さん…やりすぎじゃない?」
これだから小悪魔は甘い。
私が作ったプリンより甘い。
一方サンタ軍…
「今年もあいつらか…ハハッ、ストレス発散して
プレゼントも貰う、強欲な奴らじゃ!!」
そう言うと不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「今年もいい運動が出来そうじゃわい…
野郎ども!カチコミじゃ!行くぞォ!!」
「「イヤッフゥ!」」
マ○オじゃありません。
断じて○リオじゃありません。
そしてまた一方紅魔館組…
「おぜう様といもーと様は安心して眠って下さい
サンタは私が仕留めます!!」
おぜう様といもーと様のお肌に悪い夜更かしなど
メイド長たる者、絶対にさせません!
「だから!!生け取りだって言ってるでしょう⁉︎
フランのお人形が壊れちゃったから代用品よ!」
「ですが…どこのトナカイの骨とも知れないやつを
いもーと様の人形にするのは…」
そう、それは紅魔館のメイド長として絶対にしてはいけない事。
衛生管理も完璧にしなくては!!
常に殺菌、滅菌、除菌、防菌の構えでいなくてはならないのです!
「私はなんでもいいよー サンタさんで遊んでみたいなー」
「ハウァッ⁉︎」
まるで天使の様な微笑み…
いいえ、天使の様なでは無く天使でしたね、失敬。
「さ…咲夜?どうしたのよ…」
「え?」
床に滴り落ちる血…
ああ、いもーと様のせいですね。
この咲夜、鼻血が止まりません。
この紅魔館を自分の血で穢してしまうとは…
「腹を切ってお詫びしますッ!!」
「咲夜ァ⁉︎」
「あ、腹を切るのはサンタを血祭りに上げてからですね」
うっかり本来の目的を忘れる所でした。
これだからいもーと様の魔力は計り知れません。
「だから生け取りって言ってるでしょう⁉︎」
「スイマセンッ!!」
また一方サンタ軍…
ここからは私、天の声がお送りいたします。
「いやはや…予定より早く着いてしまったわい…
これではあの厄介なスカーレット姉妹がまだ起きているぞ」
慌てん坊のサンタ軍が紅魔館の門の前で立ち往生していますね
これだからヒゲおじさんは…(偏見)
「しっかしこの門番、こんなんでやっていけるのかのう…?」
「クカァ…うるっせぇなぁ…グゴォ…」
この門番…不眠症にしてやろうか…?
「ショウメントッパガイチバンカンタンダヨ!!」
「分かっとるわい!お前らは黙って着いてこい!!」
「イヤッフゥ…」
可哀想ですね、マ○オ達。
少し進んで紅魔館内部。
第一関門:赤いレーザービーム(パチュリー設置)
「ふぉっふぉっふぉ、なんともまぁギチギチじゃ!
これじゃ華麗に避ける事も出来ん!」
お前は華麗じゃなくて加齢だろう。
「これは…あれを出すしかないか…」
何をするつもりなんだヒゲおじさん…
お前には無理なんだ…
「布団が、吹っ飛んだ」
…?
何が起こったのだろうか
彼が寒すぎるダジャレを言うとたちまちレーザーは停止し、
道は開けた。機械って寒さに弱いですからね。
第二関門:VSパチュリー・ノーレッジ
「ゼェ…ハァ…私に勝てると思ったら大間違い…ヘフゥ…」
なんと、ここに来るまでに体力を使い切ってしまったようです。
彼女の平均歩数は最大でも10歩。
ここに来るまで図書館の入り口から大股で来たとしても60歩以上。
紅魔館の広さが貴様の敗因だ。
第三関門:VS十六夜咲夜
「ここまでよく来れましたね…でも!ここで終わりです!!
貴方の時間は…私の物!!」
咲夜さんの十八番、時間停止。
サンタに効果はグンバツ…
「まぁまぁ。ジャイ○ンみたいな事を言いなさんな」
「⁉︎⁉︎」
なんと⁉︎効いていない!!
咲夜さんの精神に効果はグンバツだァ!!
「聖夜に輝きし我のなぞかけ!!受けるがいい!!
ダーツを投げる場所とかけてバカのテストの点数ととく。 その心は…」
「その心は…?」
「どちらも脳天(no点)じゃろう…」
フヒュー…
うーん、寒い。咲夜さんは凍ってしまいました。
よってヒゲおじさん…いいえ、サンタの勝ちです。
「ふぅ、今年も骨が折れる家じゃったわい
うーん何々…欲しい物は…生き血…生き血…」
後日、血が抜かれた状態の霖之助が発見されたそうです。
手遅れだったそうです。