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70作品目
ここまでこれるなんて…
実はねー元々テラーやってたから、昔のアカウントあるんだけどそこではコメントも来ない、いいねもつかない。書き方わからないだのとで、困ったものよ。
それも70まで!書きたいことが書けるの嬉しいなぁ…
いつもこめくれるそこの君!ありがとね。私は見てくれる貴方のために書いてるからさ。
見て楽しんでくれたら、嬉しいな
前置きが長くなりました。
お酒を飲んだら……
的な話
注意
nmmn
青桃
猫乾?
青視点→桃視点
…………
青視点
放課後でもない、休日でもない、ただの静かな夜だった。
桃「…で、なんで俺の家なんだよ」
ドアを開けた隙間から、ないこは不機嫌そうに眉をひそめる。
青「まぁええやん。たまには
ほんで、今日は解禁やし」
そんなことを言い、ずかずかとないこの家に押し入る。
そして、テーブルの上に買ってきたものを並べ、
ほらと言いないこが頼んでいた桃の缶チューハイを指差す。
成人して、初めての酒。
特別な理由なんて別にない。
ただ、「せっかくだから一緒にのも」と言われただけ。
桃「別に外でも良かったやろ…」
青「ないこ、人多かったら不機嫌なるやん」
桃「…うるさい」
図星だったのか、ないこはそっぽを向いた。
付き合っている、とはいえ―距離感はどこが微妙なまま。
ないこは、俺を呼ぶとき名字呼び。触れれば軽くにらまれる。
まぁ、そこも可愛いけど。
嫌われているわけではないのはわかっているけど、好かれている感覚も正直あまりこない。
(…まぁ、ないこなりなんやろうけど)
俺はそれ以上は言わず、缶チューハイを開ける。
ぷしゅと音を立てる、缶の音はやけに心地よかった。
青「ほら、乾杯」
差し出した缶にないこは少しだけ間を置いてから自分の缶を持ち上げ軽く当てる。
桃「…ん」
小さく缶がぶつかる音がなる。
ないこは一口だけ飲んですぐに眉を寄せた。
桃「……変な感じする」
青「最初はそんなもんやって笑」
桃「なんか、暖かくなって、ぽわぽわする。
…なんで、わざわざこんなん飲むんだよ」
幼稚のように文句を言いながら、もう一口。
俺はそんな様子を見て、くすっと笑ってしまっていた。
青「ないこ、無理すんなよ」
桃「なんで、猫宮はそんな普通そうなの?
てか、無理とかしてないし」
素直じゃないなぁ、猫か?
それでも、しばらくするとグラスは少しずつ空いていった。
最初はただの軽口と沈黙が交互に続いていたのに、気がつけば会話も少しだけ増えている。
桃「で?猫宮は?」
青「ん?」
桃「味、どうなん?」
青「あー、普通かな、嫌いじゃないわ」
桃「…ふーん」
興味無さそうに返しながら、チラッとらこちらを見る。
その視線に、俺は気づかないふりをした。
相変わらずわかりづらい。
でも、嫌じゃない。
こういう距離も、時間も。
ただ―少しだけ、欲が出る。
下の名前くらい呼んでくれたらいいのに。
どうせ言えないけど。
言ったらたぶんないこは意地でも呼んでくれなくなる。
だからいつも通りでいいと思っていた。
―このときまでは、
桃「…おい 」
しばらくして、名前を呼ばれる。
けれど、声の調子がどこかおかしい。
振り向くと、ないこはテーブルに頬杖着いたをついていた。
頬は赤く、目はとろんとしている。
青「…ないこ、まさか」
桃「なに」
いつもの強さと、毒々しさがない。
むしろ妙に柔らかい。
青「酔ってる?」
桃「…酔ってないし」
言いきるけれど、あからさまに酔っている。
青「いや、酔ってるやろ笑」
桃「うるさい…」
むっとした顔をするけれど、迫力もない。
むしろ可愛すぎる。
(やばいな…これ)
青「水飲み」
コップを取ろうとした瞬間、手を掴まれた。
桃「…やだ」
青「あかん、飲み」
桃「…やだもん」
ぐっと引かれて、距離が近づく
思わず息を飲む。
青「…なによ」
桃「…別に」
そう言いながらも、ないこはじっと見つめてくる。
その視線が、いつもと違って逃げ道がない。
桃「…なぁ、」
青「なに?」
桃「…こっち来て」
断る理由が見つからなかった。
普段からこんな風に来てほしいなんて言われないから。
近づくと、次の瞬間
ぎゅっと抱きつかれる。
青「…は?」
硬直する。
自分からはもちろん、俺がしても避けるないこが自分からなんてあり得ない。
桃「…すき」
耳元で、ふにゃりとした声
思考が止まる。
都合のいい夢でも見ているのだろうか
青「…な、ないこ?」
桃「すき…」
何度も何度も繰り返されるその言葉。
そして、
桃「…まろ」
初めて下の名前で呼ばれたことに一瞬世界が止まる。
いつもないこは「お前」とか「猫宮」とかでしか呼ばない。
それも下の名前は「いふ」だ。
しょにだが勝手につけたあだ名。原型もない「まろ」
もうすっかり定着していたその名を、ないこは呼んだ。
青「……は」
間抜けな声が漏れてしまう。
桃「…まろぉ、…ねぇ」
甘える猫のようにもう一度。
胸の奥が一気に熱を帯る。
青「…もう一回呼んで」
気が付けば、そう言っていた。
桃「んー…まろぉ」
嬉しそうに目を細めるないこは擬人法でもなんでもない。
本物の天使だった。
だめだ…壊れてしまう。
ずっとほしかったものを、こんな無防備に渡されたら。
青「…ずるいわ」
顔を逸らしても、ないこは離れない。
むしろ、すり寄ってくる、
桃「…ねぇ」
ないこの暖かい手が頬に触れる。
桃「まろこっち見て?」
青「…なによ」
桃「ちゅー、して」
一瞬、理解が追い付かった。
青「…、は?」
桃「…してよ」
拗ねたみたいに言われて、完全に理性の方も限界だった。
青「…明日怒らんといてな」
返事の代わりにないこは軽く唇に触れてきた。
柔らかいないこからの初めてのキス。
青「…っ、お前、」
青「止めるなら今やで…」
桃「…早く」
今度は強く抱き寄せる。
深く、確かめるようにキスをする。
ないこは抵抗するどころか、腕を俺の首に回してきた。
桃「ん、ふぅ、…まろすき」
青「俺もやで」
息が混ざる距離でそう呟いた。
その言葉にないこは嬉しかったのか、安心したみたいに笑う。
桃「まろ、もっと…」
青「…ほんまに酔いすぎ、
俺以外の前で酒飲んだあかんで」
苦笑しながらも、俺自身もないこを離すつもりなんて更々ない。
明日きっとないこは、下の名前で読んでくれたことも、キスをしてくれたことも覚えていないかもしれない。
そう思うのに、何故かそれでもいいと思っている自分がいた。
今はないこを甘やかしたい。
そんな気持ちでいっぱいだった。
青「次は、素面でゆってな 」
桃「んー…」
返事ではないが、曖昧な声で返してきた。
でも、今はそれで十分。
甘くて、苦くて、少しだけずるい夜。
―きっと忘れられない初酒になる。
…………
桃視点
朝の光がやけに眩しかった。
桃「…っ、頭痛っ…」
俺は顔をしかめながら、ゆっくりと体を起こす。
見慣れた部屋、―でも、いつもと何かが違う。
そして、何故か俺の上半身は肌寒く、服なんてきていない。
桃「…は?なんで」
ぼんやりとした記憶を辿る。
初の酒だと言い、少し苦い酒を飲んだ。そして、ふらついて…―そこからの記憶が曖昧だ。
桃「…最悪」
小さく呟いたところで、ドアが開く。
青「あ、起きた?」
あいつは、機嫌の良さそうな顔で入ってくる。
桃「…水」
少し枯れた声で言った。
青「はいはい」
差し出されたコップを受け取って、一気に飲み干す。
桃「…どうも」
青「ええよ」
やけに明るく、優しい声。
それが逆に引っ掛かる。
桃「…なにその顔」
青「え?」
桃「なんかきもい。」
青「ひどない?」
笑いながら言うけど、やっぱりどこか楽しそうだ。
なんだ?
妙な違和感。
桃「…昨日、俺なんかやった?」
単刀直入に聞くと、あいつの目はわずかに細くなった。
青「やっぱりな」
桃「どうゆう意味…」
青「ふぅーん、」
その言葉に嫌な予感がした。
桃「…なんだよ」
青「いや別に?」
明らかに何かあるような顔をしている。
桃「ゆえよ、」
睨むと、あいつは少しだけ間を置いてからにやりと笑った。
青「…やったらゆうけど、」
その言い方に背筋がぞくっとする。
青「昨日のないこ、めっちゃ甘かったで」
桃「……は?」
理解が追い付かない。
青「抱きついてくるし、『すき』って、連呼するし、」
桃「…は???」
声が裏返ってしまう。
青「しかも 」
あいつは、わざとらしく間を空けてから
青「俺のこと、下の名前で読んでた 」
桃「…っ!?」
一気に顔が熱を帯る。
桃「うそだ…」
青「ほんまやって、まろって何回も」
桃「ゆってないし、」
青「ゆってたし、」
こいつは、完全に楽しんでいた。
本当はずっとしょにだが羨ましかった。
「まろちゃん」なんて、恥ずかしげもなく呼べるしょうちゃんが。
ほんとは呼んでやりたかった。
でも、どこがで恥ずかしさが勝ってしまっていた。
呼べたことにも驚きだけど、酒の力を借りて呼んでしまったことに後悔している。
だから、嘘だって信じたかった。
桃「っ…証拠は?」
青「ないけど?」
桃「じゃあ、嘘だろ」
青「でもキスしたで?」
桃「は????」
今度こそ思考が停止する。
青「自分から『ちゅーして』って、ゆってたで」
桃「…っ、俺が言うわけないだろ!そんなこと! 」
青「ゆってたで」
信じたくない事実に声を荒げてみるも、あいつは軽く流す。
最悪だ…
穴があったら入りたい、…
とゆうか、今すぐ記憶を消したい。
桃「…、忘れろ」
青「え、無理」
にこにこと笑い、即答する。
完全に優位に立っている顔。
桃「…っ」
なにも言い返せなくなり、視線を逸らす。
そのとき、
青「ないこ、」
少しだけ声のトーンが変わった。
青「もう一回呼んでや、」
桃「…は? 」
青「名前」
さらっとこいつが言いすぎたせいか、固まってしまう。
桃「…いや無理」
青「えぇー?なんでよ
昨日、いっぱい呼んでくれたやん」
桃「覚えてないっていったろ…」
青「じゃあ、練習」
桃「するかばかたれ」
青「えー…」
わざとらしく、子供みたいに不満そうな声を出す。
桃「…いいから忘れろ」
青「いやや」
軽く笑って、あいつは少しだけ近づいてくる。
青「俺は嬉しかったし、」
その一言に、胸がつまる。
青「やからさ…
一回だけ!お願い」
甘えるように優しい声で、そう言った。
逃げ道を塞がれてしまった。
視線を逸らしても、合わしてくる。
桃「…はぁ、」
桃「一回だけな…」
小さくぼそっと呟く。
その時、わずかにあいつの青い瞳はキラキラと光った気がした。
青「うん」
嬉しそうな声ですぐに返事をされる。
そんな声を聞いて、可愛いなんて思ってしまった自分は敗けだ。
桃「………まろ」
かすれた声で気がつけば言ってしまっていた。
一瞬静寂が生まれる。
青「…もっかい」
桃「は?むり!// 」
断ったけど、まろは満足そうに笑っていた。
青「可愛い。」
桃「…調子乗んな。」
青「ごめんやん笑」
顔を背ける。
真っ赤な顔を見られたくなんて絶対なかった。
背けていても、耳まで熱いのが自分でもよくわかってしまい、尚更恥ずかしくなる。
青「やけど…」
急に口を開いた。
青「昨日のないこはもっと可愛かった」
桃「…黙れ」
サメのクッションを投げつけると、楽しそうな笑い声が返ってくる。
これだけで、楽しそうに笑えるまろが見れるなら、たまには言ってあげよう。
そんな、母性みたいな感情が生まれたことは内緒だ。
忘れてしまったはずの夜。
でもその断欠だけで、十分なほど。
そしてきっと―
完全には忘れられない。
『忘れることのない初酒』
…………
お酒のみてぇな…
↑未成年
お酒飲んだら可愛くなるのってもう神展開だよね?
こんな推し見たら、私はお墓入りです。
前半ずっとあいつ、こいつ呼びだった桃さん、最後は呼び方が………ふふ
めっちゃ忘れてたんだけど、桃さんが上半身来てないのは…まぁ、そう言うことですよ、😏
書くのがだるかった…すまんね、