🩷💜💛にはわからない 💙の気持ち
「え、2人はなべの好きな人知ってるの?」
「え!ふっかさんたち気づいてないのー?あんなに分かりやすいのに!相談受ける前からわかってたよ!」
「いや、わかんねぇーよ!」
「ラウール、この3人には絶対にわからないよ」
「ちょちょい!涼太!今のは聞き捨てならないぞ!」
「わかんないから、3人とも、とっくの昔に、告白もさせてもらえないまま翔太に失恋したんでしょうよ。」
「「「え!なんで知ってんの!」」」
「「「え!お前らも?!」」」
まるでコントだ
「キャハハハハ!やっばっ!!!!なにその面白そうな話〜!!!」
「そのまんまだよ。3人とも、翔太のことが好きだった時期はあって、でも、結局、何も言えずじまいで泣く泣く諦めてるんだよ。」
「いや、あれは諦めるでしょ…」
「はぁ、これだから、まったく…」
「しょっぴーモテモテじゃん!」
「翔太は昔から可愛いからね」
「うっ!でも、そういうダテさんはどうなんだよ…。ちょっとでも翔太のこと好きだった時期とかないの。むしろ付き合ってたとか…。」
岩本のささやかな反撃も宮舘は一刀両断する
「それはないよ。小さい時から一緒にいすぎて色気もへったくれもないんだから。幼馴染は幼馴染なんだよ。」
「それ聞いて僕はちょっと安心するー。」
「翔太だって同じこと思ってるよ。…どうせ、当時は俺との仲を疑ったりしてたんでしょ、3人とも。」
ぎくっと3人ともが肩をすくめる
「そんなんだからだよ。ほんと、…3人ともチャンスはあったのに。」
ぽろっと漏らした宮舘の一言にいっせいに3人が反応する
「ちょっと涼太。それ、どういうこと?!」
「それは俺も初耳なんだけど」
「ダテさん、どういうこと」
そんな3人を横目にふいっと顔を背ける
「もう終わった話だから教えてあげません。翔太にも怒られるし。少なくともあの3人は、君らみたいなミスはしなさそうだけどね。」
ピシャリと言い返されて撃沈する
「ちょっとダテさんなんか今日厳しくない…?」
「え、もしかして結構おこ?笑」
「あたりまえでしょ、大事な翔太を傷つけたんだから」
「幼馴染セコムつよー!」
「とにかく頼むから、余計なことはせずに、黙って見守ってあげてよね。」
「「「……はーい」」」
戻ってきた渡辺のもとに向かう宮舘とラウール
あとに残された3人は意気消沈だ
「結局、わからずじまいだな…」
「しかもなんか怒られたし…」
「…あのさ、今日、飲みに行かん?」
「「さんせーい…」」
続く?
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