こんばんわ、あめです。
ハッピーバレンタイン!!
夜分遅くにすみません。
注意書きです↓
〜注意書き⚠
knshk
Rなし
両片思い(最終的に付き合います)
学パロ
長めです
では、大丈夫な方、
本編どうぞ〜
〜shk視点
今日はバレンタインデー。
好きな人にあげるだの、何個もらえたか勝負しようだの、朝から学校中大騒ぎだった。
授業中も心なしか皆浮かれていて、先生も手を焼いていた。
そんな騒ぎも、放課後になれば一層うるさくなり、皆下校どころではなさそう。
kn「しゃ〜け〜!」
shk「何、きんとき。」
放課後、帰りの支度をして鞄を背負った俺のもとに、友達のきんときが駆け寄ってくる。
kn「一緒に帰ろ!」
shk「そうしたいところだけど…」
mb「き、きんときくん!」
kn「ん…何?」
mb「…これ、受け取ってくれますか!」
kn「あ、どーも…」
やっぱりね。
きんときはめちゃくちゃモテる。
毎年バレンタインデーになると、下駄箱から無限にチョコが湧き出てくる。
今年もそれを見ることになるんだ…。
少し胸が痛んだ。
その子は、きんときにチョコを渡すと、突然、大きく息を吸った。そして、覚悟を決めたような顔で叫んだ。
mb「あ、の…よければ、付き合ってくれませんか!!!」
えっ…???
俺のこと見えてないのか、こいつは…?すごい度胸w
きんときの返事を、俺もドキドキしながら待つ。
kn「えっ…と、気持ちは嬉しいけど、ごめん。」
mb「そんなぁ…」
kn「ごめんね、ありがとう。これ、美味しくいただくね。」
mb「対応が神…」
kn「じゃ、行こっかしゃけ。」
shk「…うん。」
“断ってくれて、良かった”。
小さく胸を撫で下ろしてから、俺はきんときの後ろをついて行った。
kn「ね〜、俺何人の告白を断ればいいの?!」
shk「皆大胆だな〜w」
きんときは、玄関に来るまでに数人の女子につかまり、そのたびに告白を断っていた。
かわいそうに…w 断るの、罪悪感あるよね。
そして、案の定 下駄箱の中は手紙とチョコでいっぱいだった。
shk「…きんときは、好きな人いないの?」
kn「んー?…まぁ、、いる、けど…」
shk「いるんだ…w」
kn「うん。」
その言葉に、勝手に傷ついて顔があげられなくなる。
自分で聞いといてバカだよな…w
kn「…しゃけは?しゃけはいるの?」
shk「え?」
kn「好きな人。」
…あなたです。
なんて、言えないけど…w
そう、俺はきんときのことが好き。
きんときは友達としか思ってないだろうけど、俺はきんときのことを恋愛的な目で見ている。
だから、きんときが告白されるのを見てるのは、正直言って気分が悪い。
全部、断ってほしい。
そう、密かに思っている自分がいる。
kn「……、…け?しゃーけー!!!」
shk「うわっ?!?!」
突然肩を激しく揺さぶられ、思わず大きな声が出る。
shk「な…何?」
kn「ちょっと、急に固まんないでよ!」
shk「あ、ごめんっ。」
kn「いいけど。…で、好きな人は…」
きんときが言いかけた、その時だった。
mb「きんときくん。」
kn「ん?…あ、mbさん。どうしたの?」
この人は、学年一の美女と噂されている人。
1番会いたくなかったなぁ…。きんとき、この人と結構仲いいから…。
mb「この後いい?」
kn「あ、え、でも…」
きんときが、気まずそうにこちらをちらっと見てくる。
俺は邪魔者、か…。
その視線に胸をえぐられながらも、俺は にこりと作り笑いを浮かべた。
shk「いいよ、行って来なよ。…先、帰ってる。」
kn「え、でも…」
mb「いいって言ってるんだし、いいでしょ…?」
mbさんが、きんときの耳元にそっとささやくのが聞こえる。
きんときは、mbさんの方を見て少し照れくさそうに笑う。
その姿を見ているのが辛くて、
俺は思わず駆け出していた。
kn「あ、しゃけ…ッ」
後ろできんときが何か言ったのが聞こえたが、
無視して走った。
shk「はぁ…はぁ…はぁ…、、」
しばらく走ったところで、息が苦しくなってきて立ち止まる。
目の前に家の近くの公園が見えたため、
重い足を引きずってベンチに向かった。
shk「はぁ……うぅ゙…ッ~~…」ポロポロ
頬を温かいものがつたう。
なんで、俺、泣いてんの…?
分かってたじゃん、こうなるって。
だって、きんときは男で、俺も男。
きんときは普通の恋愛、したいよね…。
shk「こんな思いするくらいなら…」
shk「出会わなきゃよかっ……」
kn「しゃけ!!!!!」
shk「ッ?!?!」ビクッ
突然大声で名前を叫ばれ、びくりと肩が跳ねる。
shk「き、きんとき…?!」
shk「なんで…、、」
mbさんと一緒にいたんじゃ…?
kn「しゃけ、お願い、一個…聞いて!」
走ってきたのか、肩で息をして途切れ途切れの言葉を吐く、きんとき。
shk「な、何…?」
kn「俺…っ…しゃけのこと、ずっと、」
kn「好きでした!!」
shk「えっ…?」
kn「俺で良ければ、、付き合ってくれませんか?」
え……??
待っ、て?どういう、こと…?
頭が混乱して、言葉に詰まる。
何も言えないでいると、きんときがさみしそうな顔をする。
kn「……やっぱり、だめ、か。」
shk「あ、え…」ポロッ
kn「しゃけぇ?!?!」
突然、きんときがすごい勢いで駆け寄ってきた。
kn「しゃけっ、ごめん…。あーーッ…、泣かないでぇ…」
shk「え、俺…泣いて…?」
きんときに言われて気がつく。
俺、泣いてんの…?
泣きすぎだろ…情けな…。
頭は追いついてないのに、心はこの状況を飲み込んだのか、涙が止まらない。
kn「ごめん、ごめんッしゃけ!忘れて…ほんとごめん…。」
きんときが慌てた様子で頭を撫でてくる。
その姿が、なんだかおかしくて、可愛くって、いつもかっこいいと思って見ていたから、
こんな姿、俺にしか見せてないといいな、
なんて思いながら笑う。
kn「しゃ、しゃけ…?」
shk「……俺で良ければ、よろしくお願いします!」
kn「…えっ??」
今度は、きんときが固まった。
ぽかんとした顔で俺を見つめて、動かない。
shk「き、きんとき…?大丈夫?」
kn「…えっ、い、いいの?!?!?!」
shk「俺も…ずっと好きだったから…//」
kn「う、嘘…?!え、えぇ…」
shk「なに…?」
kn「ううん…ごめん、なんでもない…。ちょっと、嬉しすぎて……。」
そう言うきんときの目にも、涙が浮かんでいた。
shk「…ふふっ、きんときも泣いてる…w」
kn「なっ、ちょ、…も〜見ないでよ…」
きんときはぐいっと涙を拭くと、ぱっと顔を上げた。
kn「改めて、これからよろしく、しゃけ!」
shk「こちらこそ、よろしく…!」
kn「…ね、しゃけ。」
shk「ん?」
kn「これ、はい。」
shk「えっ…」
きんときが渡してきたのは、綺麗な袋に包まれた、お菓子のようなもの。
shk「これって…」
kn「チョコだよ。しゃけのために作ったの。」
shk「いいの…?」
kn「うん。しゃけに渡したかったんだもん!」
shk「ありがと…!」
kn「お返し待ってるね〜」
そう言って、きんときが俺の頬に優しくキスをした。
shk「ちょっ…ここ外!」
kn「じゃ、これから俺の家来る?」
shk「…行く!」
kn「よし!じゃ、行こっか。」
きんときが差し出してきた手を、俺はぎゅっと握り返した。
おわりです。
全然バレンタイン要素なくてすみません。
改めまして、ハッピーバレンタイン!
これを読んでいる皆さんの恋が
実りますように!!
では、また次のお話で!
おつあめ!
コメント
4件
最終的に付き合えたみたいで良かった😭 🦈さんが終始可愛くて…😭