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うわあ、ジェシーのキラキラ感が眩しすぎる!「優吾って呼ぶたびに照れたみたいに目を細める」とか反則すぎるでしょ、こっちまでニヤけるわ。それに、そんな話を聞いてる北斗が「胸の奥が温かくなる」って思うところもすごくいいな。自分には恋愛対象いないって言ってるけど、友達の幸せをちゃんと嬉しいと思えるタイプなんだなって伝わってきた。青春ってこういう何気ない朝の風景に詰まってるよなあ。次も読みたい🔥
「ほくと」(𝓡𝓲𝓷)『ジェシー』(友達)『こーち」(友達の好きな人)
『北斗!聞いて、マジで凄かったから!』
翌朝。
いつも通りの通学路で、合流するなりジェシーが僕の肩をガシッと掴んできた。
昨日、部活終わりに優吾先輩ーーいや、ジェシーの言う『優吾」と待ち合わせをしていたジェシー。
僕はその日部活がなかったから先に帰ったのだけれど、その報告が聞けるのを、実は少しだけ楽しみにしていた。
「声が大きい。……で、どうだったの?」
『あのね、下駄箱のところで待ち合わせしたんだけど、優吾が部活Tシャツ着て待っててくれてさ。それだけで心臓爆発しそうだった!』
ジェシーは長い手足をバタバタさせながら、昨日の出来事を身振り手振りで話し出す。
『そこから少しした近くの駅で、気づいたら30分も立ち話しちゃったんだよ!』
「え、30分も?よくそんなに話すことあったね」
『全然足りないくらい!優吾、部活の後で疲れてるはずなのに、俺の話をずっと笑顔で聞いてくれるの。好きな食べ物の話とか、今ハマってるゲームの話とか……。あ、あとね、俺が『優吾」って呼ぶたびに、ちょっと照れたみたいに目を細めるんだよ!あれ反則!』
ジェシーの熱弁は止まらない。
たった30分、されどジェシーにとっては奇跡のような30分だったのだろう。
話しているジェシーの顔は、朝の光を浴びてキラキラと輝いている。
『しかもさ、別れ際に優吾が『またLINEするね」って。もう俺、昨日の夜全然寝れなかったんだからね』
「だろうね。顔に『眠い』って書いてるよ」
呆れたセリフを返しつつも、僕はなんだか胸の奥が温かくなるのを感じていた。
誰かを好きになるって、こんなにも人をパワーで満たすものなんだ。
相変わらず僕自身にはそういう対象はいないけれど、こうしてジェシーの報告を聞いている時間は、案外悪くないなと思う。
『あー、今日も優吾に会えるかな。学校行くのめちゃくちゃ楽しみ!』
大きな歩幅でぐんぐん進んでいくジェシーの後ろ姿を追いかけながら、僕は小さく息を吐いた。
ジェシーの恋が発展したおかげで、僕の毎朝の登校時間も、当分は退屈せずに済みそうだ。