テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
(過去編的なやつです!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少年は片親で、父に育てられました。
父には、国立の名門大学に行け。
と言われ、
精神的虐待を受けていました。
ですがその少年の
救いは、「綺麗な花の絵を描くこと」
でした。だがしかし、
その少年も人間。限界がそこまで来ていたのです。
ある日、
いつも通り父は少年より早く寝ました。
少年は父の寝ているところを
襲うことにしました。
ぐぢゃっ!ぐさっ!
鈍く不規則に響く食用ナイフの音。
「あ、、、っ。」
暗くて気にしていませんでしたが、
すぐそこに少年の絵が、
返り血に染まっていました。
「、、、、、、、綺麗。」
少年はひと段落して、
返り血が付いた絵に
さらに父の血で付け足しました。
「血塗れの花」が出来上がって、
少年は初めて、心が満たされることができました。
コメント
1件
うわ……これ、重いですね。でも「血塗れの花」という言葉がすごく鮮烈に残りました。父の血で自分の描いた花をさらに描き足すことで、初めて心が満たされる——その倒錯した美しさと、少年のそれまでの孤独が一気に伝わってくる構成、巧いなと思います。正しいとか間違いとかの枠を超えた、根源的な何かを感じました。
ruruha
913
羽海汐遠
15,621
ゆるティー
26