テラーノベル
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⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が これから出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
今回 は 短め です 。
すみません … !
車を降りた瞬間、空気が変わる。
外出先のざわつきが消えて、病院特有の、少し冷えた匂い。
sha「……あ」
小さく声を出して、一歩踏み出そうとして、止まった。
rbr「どした?」
sha「……足、さっきより……」
言い切る前に、シャオロンの肩がわずかに落ちる。
rbr「……無理せんでええよ」
sha「でも、病室までくらいは——」
その言葉を最後まで聞く前に、一歩近づく。
rbr「ほら」
しゃがんで、腕を伸ばす。
sha「……え?」
rbr「歩かんでええよ」
rbr「今日は、よう頑張った」
一瞬だけ迷った顔をしてから、シャオロンは小さく息を吐く。
sha「……重いよ?」
rbr「気にせん」
そう言ってシャオロンをお姫様抱っこした。
腕に伝わる体温。
思ったより軽くて、それが胸に引っかかる。
rbr「え、軽っ」
sha「……言わんで」
sha「……なんか、恥ずかしい」
rbr「今さらや」
こにゃ
1,319
momo
297
柘榴
1,000
シャオロンは胸元に顔を埋めて、静かになる。
廊下を歩く足音だけが響く。
白い天井が、ゆっくり流れていく。
sha「……今日さ」
rbr「ん?」
sha「連れてきてくれて、ありがとう」
声が、少し眠そうや。
rbr「どういたしまして」
rbr「その代わり、戻ったらちゃんと休むんやで」
sha「……うん」
病室の前に着いた頃には、シャオロンの力はほとんど抜けていた。
ベッドにそっと下ろすと、すぐにシーツを握る。
rbr「横になれ」
sha「……ロボロ」
呼ばれて、顔を見ると、目を閉じかけたまま笑ってる。
sha「また……元気なとき、行こな」
rbr「当たり前や」
そう答えると、シャオロンは安心したみたいに目を閉じた。
その横顔を見ながら、ロボロは小さく息を吐く。
——今日は、ここまででいい。
―ロボロ視点―
病室の扉を、静かに閉める。
音を立てないように、指先だけで。
中では、シャオロンが眠っている。
呼吸は浅いけど、規則正しい。
rbr(……はぁ)
廊下の照明は、夜用に落とされていて。
白が、少しだけ灰色に近い。
足音を忍ばせるように歩いて、角を曲がった先の自販機の前で立ち止まる。
何を飲むでもなく、ただ立つ。
さっきまで、腕の中にあった重さ。
笑ってたのに、力が抜けていく感じ。
rbr(……楽しかった、言うてたな)
楽しかった分、反動が来る。
それを、あんな軽い声で言えるのが、余計にしんどい。
rbr(守れてるんか、俺は)
外に連れ出したのは俺や。
笑わせたのも…俺や。
でも、疲れさせたのも――俺や。
自販機の明かりが、やけに眩しい。
ボタンの並びを見つめながら、息を吐く。
rbr(……軽かった)
口に出した瞬間、喉が詰まる。
重い軽いの話ちゃう。
分かっとるのに。
あの体は、本当はもっと走れて、もっと笑えて、もっと好き勝手できたはずやのに。
夜の廊下は静かで、ロボロの呼吸だけが、やけに大きく聞こえた。
rbr(……まだ、終わらせん)
誰に言うでもなく、心の中で呟く。
戻る。
今は、それだけでいい。
―シャオロン視点・夢―
風が、強い。
でも、嫌な感じじゃない。
前から吹いてきて、背中を押してくれるみたいな風。
sha「……あれ」
自分の足が、ちゃんと前に出てる。
走ってる。
息が切れるほど、走ってる。
でも、苦しくない。
sha「はは……」
世界が、広い。
それで理解した。
これは”自分が幼かった頃の夢”だ。
そう思った瞬間、足がさらに前に出る。
地面を蹴る感覚が、はっきり伝わってくる。
土の硬さ、風の抵抗、肺に入る空気の冷たさ。
sha「……速っ」
自分で言って、自分で驚く。
こんなに速く走れる。
こんなにも身体が言うことをきく。
視界の端を、景色が流れていく。
フェンス。
低い建物。
見覚えのある道なのに、名前は思い出せない。
ただ、知ってる。
ここは――戻れない場所や。
sha「……まあ、ええか」
理由もなく、そう思う。
夢の中では、それで全部済んでしまう。
走るのをやめて、立ち止まる。
息は少し上がってるけど、苦しくない。
sha「ちゃんと、動けてるな」
呟いて、笑う。
誰かに聞かせるためじゃない。
確認みたいなもんや。
少し先に、段差がある。
昔は、よくそこから跳び降りてた気がする。
考える前に、身体が動く。
踏み切って、空に浮く。
一瞬、重力が消える。
世界が、下に広がる。
sha「――あ」
跳べる。
でも――このあと、どうなる?
着地の感覚が、来ない。
足が、宙を掴む。
sha(……ああ)
分かった。
これは、最後まで見せてくれない夢だ。
身体は落ちない。
でも、進めもしない。
ただ、止まったまま。
sha(それでも)
それでも、さっきまで走れた。
笑えた。
それだけで、十分や。
視界が、ゆっくり白く滲んでいく。
風の音が、遠くなる。
sha(……また、見れたらええな)
sha「……」
目を開ける。
天井がある。
低くて、白くて、動かない。
sha(……朝、か)
カーテンの隙間から、薄い光が差し込んでいる。
夜とは違う、はっきりした色。
身体は、重い。
夢の中であんなに軽かったのが、嘘みたいや。
sha(……戻ってきたな)
ゆっくり瞬きをして、現実を受け入れる。
消毒液の匂い。
シーツの感触。
胸の上下は、少し遅れてついてくる。
足に意識を向ける。
動かそうとして――やめる。
sha(……今はいいや)
夢の中では、ちゃんと走れた。
それが、まだ身体のどこかに残ってる気がして。
無理に確かめたくなかった。
時計を見る。
もう、朝の時間。
sha(……結構、寝たんやな)
夢を見ていた感覚だけが、やけに鮮明で。
現実の時間の流れが、少し追いつかない。
でも、分かってしまう。
あれは、続きのない夢や。
sha(……それでも)
それでも、あの時間があった。
それだけで、今日は少しマシや。
廊下のほうから、朝の足音が聞こえる。
看護師の声。
ワゴンの音。
sha(……今日も、始まるんか)
嫌じゃない。
ただ、覚悟が要るだけ。
sha(……ロボロ)
名前を呼びそうになって、声には出さない。
その代わり、胸の奥でそっと呼ぶ。
sha(大丈夫やで)
夢の中で動けた自分が、今の自分の背中を、ほんの少しだけ押してくれる。
目を閉じて、もう一度深呼吸する。
コメント
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今日やっとテラー開けたと思ったら3話も投稿されてて「ふぁっ!?」ってなりました、w途中のrbr視点ちょっと闇、…夢見るの好きなんですよね、推しとか出てくる夢とか年に1、2回見るけど、ほんと幸せ…