テラーノベル
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⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が これから出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
カーテンの向こうで、足音が止まる。
sha(……誰やろ)
ノックの音は、小さくて控えめだった。
すぐに、聞き慣れた声がする。
「……シャオロン、起きてる?」
sha「……起きてるで」
そう答えた自分の声が、思ったより掠れてて、少しだけ喉を鳴らす。
カーテンが静かに開いて、差し込む光が一瞬だけ眩しい。
立っていたのは、母さんだった。
いつもと同じ、穏やかな笑顔。
病院には似合わないくらい、柔らかい雰囲気を纏ってる。
sha母「おはよう」
sha「……おはよう」
ベッドの横まで来て、母は椅子に腰掛ける。
動きは静かで、音 を立てないようにしてるのが分かる。
sha母「よく眠れた?」
sha「……まあ、それなりに」
嘘ではない。
でも、全部を言ってるわけでもない。
母はそれ以上、踏み込まない。
ただ、微笑んで頷くだけや。
sha母「顔色、少し良さそうやね」
sha(……そう見えるんか)
夢の中で走ってたことなんて、もちろん言わない。
言ったところで、母を困らせることになると思ったから。
母は、持ってきた紙袋から小さなケースを取り出す。
sha母「朝、少しだけ時間あったから作ってきちゃった」
こにゃ
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20
中身を見る前から、分かる。
昔から、母の選ぶものは一貫してた。
sha「……果物?」
sha母「流石、正解」
りんごを小さく切ったもの。
色が変わらんように、丁寧に処理されてる。
sha「ありがとう」
sha母「無理しなくて良いからね。食べられたらで」
その言い方が、優しすぎて。
逆に、胸の奥が少しだけ痛む。
りんごを一切れ、口に運ぶ。
しゃり、と小さな音がして、甘さが広がる。
sha「……昨日さ」
何気ない調子で、ぽつりと切り出す。
sha母「ん?」
母はりんごのケースを閉じながら、視線だけを向ける。
sha「外、行ってきてん」
sha母「え、そうなの?」
一瞬だけ、目が丸くなる。
sha母「大丈夫やった?」
sha「うん。途中ちょっと疲れたけどな」
sha「ロボロが一緒やったし」
その名前を出した瞬間。 自分でも分かるくらい、声の調子が変わる。
sha母「ロボロ先生?」
sha「そう」
sha「すっごい良い人だよ」
そう言いながら、口元が勝手に緩む。
隠そうともしなかった。
sha「病院まで送ってくれてな」
sha「途中で歩けんくなって――」
一瞬、言葉が詰まりかける。
でも、すぐに続ける。
sha「……抱えてくれてん」
sha母「あら」
sha「めっちゃ恥ずかった」
sha「でもな、なんか……安心して」
思い出すだけで、胸の奥があったかくなる。
あの腕の感覚。
揺れない歩幅。
聞こえてた、一定の呼吸。
sha「『今日はよう頑張った』って言われてさ」
sha「それだけで、全部報われた気したんだよね」
母は俺の話を聞いてくれる。
遮らない。 否定しない。
sha「ロボロな」
sha「俺のこと軽いって言うてた」
sha「それ、ちょっとムカついたけど」
ふ、と小さく笑う。
sha「でも、あいつな」
sha「言ったあと、めっちゃ後悔してる顔しててん」
sha母「……ふふ」
sha母「優しい人やね」
sha「やろ」
即答やった。
sha「不器用やけど」
sha「逃げんし」
sha「ちゃんと、ここに居てくれる」
その言葉を言ったあと、少しだけ間が空く。
母は、シャオロンの横顔を見る。
sha母「……シャオロン」
sha「ん?」
sha母「そんな顔、久しぶりに見たわ」
sha「え?」
sha母「誰かの話してる時の顔」
sha母「ほんまに、楽しそう」
sha「……そっか」
sha「俺、そんな顔してた?w」
sha母「してた」
sha母「とても、きれいな顔」
その言い方が、母らしくて。
シャオロンは少し照れたように視線を逸らす。
sha「……また、来るって言うてた」
sha「次は、体調ええ日に、なにもしない散歩しよって」
sha母「いいね。楽しんでおいで。」
sha「うん」
その「うん」は、迷いのない音やった。
母は立ち上がって、カーテンを少しだけ整える。
去り際、振り返って言う。
sha母「大事にしなさい」
sha母「その時間も、その人も」
sha「……うん」
母が出ていったあと、 病室はまた静かになる。
でも、さっきまでとは違う。
胸の奥に、確かに残るぬくもりがあった。
sha(……会いたいな)
そう思った自分に、少しだけ驚きながら。
シャオロンは、またりんごを一切れ口に運んだ。
―ロボロ視点―
病室の扉が、後ろで閉まる。
rbr「……以上ですので、現状としては——」
最後まで言い切る前に、被せるように声が来た。
「それ、前も聞きましたよね?」
家族のひとり。
腕を組んで、明らかに苛立ってる。
「説明が足りないんじゃないですか」
「本当にちゃんと診てるんですか?」
表情を崩さずに答える。
言葉を選ぶ。
声の高さを保つ。
rbr「ご不安なのは分かります」
rbr「ただ、現時点でできることは——」
「それじゃ困るんです」
また、遮られる。
責められてるわけじゃない。
分かってる。
この人たちは、必死なだけや。
それでも。
rbr(……きついな)
一つ一つ、丁寧に返す。
頭を下げる。
視線を受け止める。
時計を見ると、想定より少し時間が押していた。
rbr「……本日は、ここまでで」
そう締めて、ようやく解放される。
廊下に出た瞬間、肩の力が、がくっと落ちた。
rbr(はぁ……)
壁に背中を預けて、深く息を吐く。
怒鳴られたわけでもない。
理不尽な要求をされたわけでもない。
でも、
「期待」と「不満」と「不安」を全部受け止めるのは、 やっぱり消耗する。
rbr(シャオロンとやったら……)
ふと、浮かぶ。
あいつは、文句を言わない。
無理を押し付けない。
しんどい時は、ちゃんと「しんどい」って言ってくれる。
rbr(……比べたらあかんのに)
分かってる。
患者は患者。
立場も状況も、全部違う。
それでも、
rbr(あいつのとこ、行きたい)
今はもう、誰かの感情を受け止める余裕がない。
歩き出した先で、一人の女性とすれ違う。
背筋が伸びていて、柔らかいのに、凛としている。
とても綺麗な人だった。
一瞬、視線が合う。
会釈するほどでもない距離。
でも、自然と頭が下がった。
足を止めて、息を整える。
もう、外の世界はいらない。
評価も、不満も、期待も。
今は、全部置いていきたい。
rbr(……シャオロンに会いたい)
顔が見たい。
声を聞きたい。
「おはよう」って言われるだけでいい。
病室の前に立つ。
ノブに手をかけて、一瞬だけ迷う。
さっきまでの疲れを、ここに持ち込まんように 。
rbr(……よし)
小さく、ノックをする。
今度は、ちゃんと向き合うために。
コメント
2件
sha母!?始めて見た…((いや始めて登場したから当たり前だけど、 てかrbr困らしてる奴誰だよ、私がしばきに行く!あ、あとrbr彡可愛い、