テラーノベル
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0.初めてあった日『今日振替できました。松宮星願です。よろしくお願いします。』
昔から大好きなダンスのレッスン。
秋の紅葉が綺麗に色づく頃私は出会った。
いつもとは違うクラス。見たことない人ばっか。
そんな中
ひとり目立ってる子がいたんだ。
『ねぇ。おいでよ。』
はじめましての人。
名前も名乗ってこないのに、なんだが親近感があった。
距離感が近いだけなのか。
色んな女の子と近くで話してる男の子。
『わたるー!』
そうやってコーチが呼ぶ。
……わたる。もしかして。
“堀山航?
ダンススクールの選抜の唯一の男子。
名前だけは聞いたことあった。
すごい子じゃん。
レッスンが始まると、キレキレのダンスを躍る。
尋常じゃないくらいうまい。
追いつけるように頑張らないと。
そんなことを考えてると
『好きな物なに?』
突然。
『…チョコ。すき、』
『へぇ、一緒に帰る?』
読めない。何を考えてるのか分からない。
『逆方向。』
『なんだ。じゃ。』
もう会えないのかな。
そう感じたのはなんでなのか私は気づいてなかった
そこから1週間。堀山くんのことはわすれていた。
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