診察─

診察終わり。

岩『どうだった？』

「………顔面骨折してました。」

深『は？』

「１箇所ですけど、ヒビ入ってるそうで…まぁ、１ヶ月くらいはかかるみたいです。お腹は見た感じは大丈夫そうらしいですが、しばらくは、安静にだそうです。 」

深『安静にできるの？』

「無理ですね（笑）とりあえず仕事はしばらく休み貰うしかないです…明日、色々連絡しなきゃ……」

はぁ。

なんでこうなるんだろ。

来月の収入が……

やっと、普通に仕事出来るよぅになったのに…

とりあえず内金を収め、明日また日中支払いにくることに。

「……なんかほんと、すみません。迷惑かけて。」

ほんと情けない。

推しにまで迷惑かけて。

病院なんかにまで連れてってもらって………

はぁ。

もうヤダ…………

深『迷惑はかけるものでしょ？俺だって、引越してきてから、ゆりさんに迷惑かけっぱなしだし。』

「いや、そんな………」

深『だから大丈夫。いまは、甘えてていいから。ね？』

優しい声で、諭すように、微笑む深澤さん。

「……………っ///」

岩『俺、来週までいるから、なんかあったら言って？道教えてくれたら、運転するよ？目黒もいるし。』

「………すみません……」

深『すみませんじゃなくて』

岩『ありがとう……がいいかな（笑）』

「あ…………ありがとうございます……(｡•́ωก̀｡)…ｸﾞｽ」

家に着くと、飛鳥が出てきた。

飛鳥『どうだった？』

岩『顔面骨折で、しばらく安静にして様子見だって』

飛鳥『うわぁ………あ、子供達寝たよ？』

「あ、ありがとう……」

岩『はい、鍵。』

「あ、……ありがとうございました……」

深『疲れただろうし、ゆっくり寝な？』

「はい………」

岩『じゃ、また明日！』

「あ、ありがとうございました！おやすみなさい」

深『おやすみ！また明日ね！』

岩『飛鳥さんも！』

飛鳥『あ、はい！ありがとうございます！おやすみなさい！』

飛鳥『にしても、びっくりしたわ。』

「ん。ごめん……」

2人で飲みもの飲みながら話す。

飛鳥『まさか、めめなべまでいるとは…(*/□＼*)♡』

「いや、ホントびっくりしたから。しかも私初めて会ったときさ、ふっかのアクスタ持っててさ、それを深澤さんに見られてたの！ほんと、恥ずかしかった……」

飛鳥『うわぁ（笑）』

それから、一緒にラーメンいったりしたことも話した。

飛鳥『最高じゃん（笑）』

「やっぱりさ、いい人たちていうかさ…………暖かいよね。なんかさ。」

飛鳥『うん。わかる。』

「でも、めちゃくちゃ迷惑かけちゃった………泣。」

しばらく泣く私を飛鳥は何も言わず、背中をさするだけ……

その手がまた暖かくて。

いろんな感情が混ざり

涙が止まらず。泣き疲れてそのまま寝てしまった。

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翌朝。

長女が起きてきた音で目が覚めた。

長女「大丈夫だったの？」

「え？なにが？」

長女「病院行ったんでしょ？」

「あ、うん。顔面骨折だった。しばらく安静だって」

長女「へー。ママも大変だねー」

他人事のように……

まぁ、他人事でしょうけど。

長女「あ、保育園準備終わってるから。昨日しといた！」

「あ、ほんと？ありがとう」

長女はいつものように弁当と朝ごはん作って学校へ。

次女も下の子を起こして、一緒に降りてきて、朝ご飯たべて、学校へ。

飛鳥『おはよ………』

「あ、おはよ。ねれた？」

飛鳥『ん、寝た……あ、チビちゃんたち、着替え…』

「あ、うん、そこに出してる。」

着替えさせて、そろそろ外にでようとしたら、

飛鳥『いいよ、バス待つんでしょ？私が代わりに行くよ』

「あ、ありがとう。」

そして、家事も飛鳥がかわりにしてくれた。

飛鳥『私、しばらく泊まろうか？どうせ独りだし（笑）』

「どっちでもいいよ？（笑）」

飛鳥『じゃ、着替えとりいかなきゃ。車も…』

「あ。病院もいかなきゃ。」

＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／

飛鳥『はーい！』

ｶﾞﾁｬ……

岩『あ、おはようございます。』

飛鳥『あ、どうも、おはようございます。』

岩『ゆりさんは？』

「あ、おはようございます」

岩『おはようございます！病院いくでしょ？』

「あ、はい。」

岩『運転しよっか？』

「あ、お願いします。ついでに、飛鳥の家にもよって、着替えと車を持ってきたいんですけど」

岩『おっけ！準備できたら、ピンポンして？』

「あ、10分くらいでいけます！」

岩『了解！じゃ、準備してくる（笑）』

15分後。

「え？みんなでいくの？（笑）」

岩『みんな来るって（笑）』

「後ろ狭いと思うけど……（笑）」

結局、みんなで行くことに。

病院行って、精算して、飛鳥の家に行く前に

ファーストフード店で、ドライブスルーし、昼ごはん。

飛鳥の家について、飛鳥を下ろし、先に帰る。

「ありがとうございました」

岩『いいよ（笑）』

深『あ、保育園は？』

「あ、飛鳥が来るから飛鳥と行きます！」

深『じゃあ、いいね！』

「はい。ほんと、ありがとうございます……」

そう言って家に帰って、1人ボーッとしてると、また考え込んでしまう………

職場にも連絡し、事情を説明。

休職扱いになった。