阿形ver
ではGO
「あ〜ぁ〜あ゙〜、、
う〜ん、、」
俺は自宅で新曲の録音をしていた。
でも最近の流行り風邪で、喉の調子が悪い。
咳も毎晩してしまう。
数日後、、
完全に悪化した。頭はくらくらするし、喉はめっちゃ痛い、、。
ピーンポーン
<『阿形さーん居ますかー?』
(誰だろう、、。俺の名前呼んでるし、知り合いかな、、?)
一反木綿のようにゆらゆらとした視界の中、玄関へと向かった。
ガチャ
「は〜い、、。」
『だ、大丈夫ですか!?』
相手は女性のスタッフだった。
いつも明るく声掛けをしてくれて、元気を貰っていた。
「◯◯ちゃん、、。どうしたn、、」
俺は頭痛が酷くてふらついてしまった。
本当に薄くだが、何度も俺の名前を呼んでいた。
(何処からか音が聞こえる、、。)
俺はベッドの上にいた。多分彼女が戻してくれたのだろう。
目を擦りながら起き上がると、キッチンからカチャカチャと
音が出ていた。彼女が何かをしていた。
俺が起きていたことに気付いたからか、こっちに向かってきた。
『これ食べて下さい。熱いので、気を付けて下さいね、』
確かに湯気は出ていたし、熱そうだった。
でも、一口食べると、彼女が作ってくれたお粥は、優しい味がした。
「◯◯ちゃん、、本当ありがとうね、、。お粥とか、、」
『いえいえ!キツそうでしたから、ただしただけです。』
俺は彼女をしばらく見つめてから、とっさに、、
「◯◯ちゃんが作ってた時、、すごく主婦らしかったよ」
えっ!と驚いた彼女は、頬を赤くした。何か可愛らしかった。
『私、、阿形さんが夫さんだったら、元気に暮らせそうです、、。
、、なんちゃって!、困りますもんね、、。』
俺はそう言った彼女の言葉を聞いて思った。
この子が俺の奥さんなんだ。ってね。
この日は色んな意味で「あつかった。」
コメント
1件
自分で書いててドキドキしたわ☆次回隈ちゃんだよ〜!