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2 - 《阿形》「風邪」

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2024年12月01日

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阿形ver

ではGO


「あ〜ぁ〜あ゙〜、、

う〜ん、、」


俺は自宅で新曲の録音をしていた。

でも最近の流行り風邪で、喉の調子が悪い。

咳も毎晩してしまう。


数日後、、

完全に悪化した。頭はくらくらするし、喉はめっちゃ痛い、、。


ピーンポーン


<『阿形さーん居ますかー?』


(誰だろう、、。俺の名前呼んでるし、知り合いかな、、?)

一反木綿のようにゆらゆらとした視界の中、玄関へと向かった。

ガチャ


「は〜い、、。」


『だ、大丈夫ですか!?』


相手は女性のスタッフだった。

いつも明るく声掛けをしてくれて、元気を貰っていた。


「◯◯ちゃん、、。どうしたn、、」


俺は頭痛が酷くてふらついてしまった。

本当に薄くだが、何度も俺の名前を呼んでいた。



(何処からか音が聞こえる、、。)

俺はベッドの上にいた。多分彼女が戻してくれたのだろう。

目を擦りながら起き上がると、キッチンからカチャカチャと

音が出ていた。彼女が何かをしていた。

俺が起きていたことに気付いたからか、こっちに向かってきた。


『これ食べて下さい。熱いので、気を付けて下さいね、』


確かに湯気は出ていたし、熱そうだった。

でも、一口食べると、彼女が作ってくれたお粥は、優しい味がした。


「◯◯ちゃん、、本当ありがとうね、、。お粥とか、、」


『いえいえ!キツそうでしたから、ただしただけです。』


俺は彼女をしばらく見つめてから、とっさに、、


「◯◯ちゃんが作ってた時、、すごく主婦らしかったよ」


えっ!と驚いた彼女は、頬を赤くした。何か可愛らしかった。


『私、、阿形さんが夫さんだったら、元気に暮らせそうです、、。

、、なんちゃって!、困りますもんね、、。』


俺はそう言った彼女の言葉を聞いて思った。

この子が俺の奥さんなんだ。ってね。

この日は色んな意味で「あつかった。」





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