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悪ノ娘┊︎運命

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悪ノ娘┊︎運命

1 - 第1章┊︎王女と召使い

♥

9

2024年06月04日

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悪ノ娘┊︎運 命

⚠初心者

─────────────────────

リリアンヌside

「緑の国を滅ぼしなさい。」

まさかカイル兄様から婚約破棄の手紙が来るなんて、思ってもみなかった。

でもこれで大丈夫!緑の国は滅ぼしたし、ミカエラは死んだはず!

これでやっとカイル兄様と結婚できる!

ゴ-ンゴ-ンゴ-ン(鐘

「あら、おやつの時間だわ。」

そんなことを考えていたらあっという間におやつの時間。

今日はどんなおやつだろうか…

「リリアンヌ様、こちら今日のおやつのマカロンッス!」

シャルテット…?今日はアレンのはずなのに…

「アレンはどうしたのじゃ?」

「なんか体調が悪いらしいッスよ?」

「そうなのか…」

よし、今すぐ様子を見に行こう。

「すまんが今日のおやつは要らん。」

・・・

「アレン?入って良いか?」

………

無反応…

アレンside

〈緑の娘、殺されたんですって

怖いわねぇ〉

その噂を聞いた途端、思わず部屋に駆け込んでしまった。

「なんで…どうしてミカエラが…!!!」

まさか…リリアンヌのせい?それとも他の誰か?

いや、確実にリリアンヌだ。

殺したのが別人でも、そうなるようにさせたのはリリアンヌなのだから。

我が姉ながら恐ろしい事をするものだ。

そんなリリアンヌへの不満を抱いている時だった。

「アレン?入って良いか?」

色んな気持ちが混ざりあって、僕はその場で倒れてしまった。

リリアンヌside

「アレーン?」

おかしい、物音すらない。

「入るぞ。」

ガチャ(ドア

「アレン、?」

そこには倒れたアレンがいた。

「アレン?起きろ!」

とりあえずアレンをベッドに寝かせた。

・・・

「ん、…」

「起きたか!」

「リリアンヌ…様?」

「大丈夫か?おぬし倒れておったんだぞ!?」

「…スッ」

そっとアレンが目を伏せた。

「ん?どうした…?」

「ねぇ、リリアンヌ。」

「え、?」

突然『リリアンヌ』なんて呼ばれたから驚いてしまった。

「いくら記憶が無くてもさ…」

「約束位は守ってよ…、?」

妾…私は何も答えることが出来なかった。

情報量があまりにも多い。

そのままアレンは立ち去った。

私はそれを呼び止めた。

「アレン!!」

アレンは足を止めようともしない。

「ねぇ、アレンってば!!」

どんなに必死で呼び止めようとしても、そう上手くはいかない。

「アレンも…私を独りにするの…?(泣)」

突然アレンが足を止めた。

こちらを振り向き、私を見下した。

そして、私を睨みつけた。

「…え?」

なぜこの国の絶対君主である私を睨みつけることが出来たのか、訳が分からない。

そして、私を睨みつけるその目は、私にそっくりだった_

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