TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

悪ノ娘┊︎運命

一覧ページ

「悪ノ娘┊︎運命」のメインビジュアル

悪ノ娘┊︎運命

2 - 第2章┊︎異変

♥

44

2024年06月16日

シェアするシェアする
報告する

悪ノ娘┊︎運命

⚠初心者

─────────────────────

しばらくの間、静寂の間が過ぎる。

「では、失礼します。」

「待て!アレン!」

またも私の言葉を無視した。

それにしても、なぜアレンは私とあんなに似ているのだろうが。

前々から少し思っていた。

目の色も、髪色も、声も私とそっくりだ。

そして、あの後ろ姿。

ドレスを着たら私のようになるんじゃないかと思うくらい。

・・・

「おはようございます。リリアンヌ様」

「おはよう。ネイ」

今朝もアレンは姿を見せなかった。

どこを探してもいない。

『アレンは私とよく似ている』

…!

だったら“あの場所”にいるかもしれない。

アレンside

やはりここは落ち着く。

それに、隠れやすい。

今朝王宮を抜け出したのに、夕方になった今も王宮の者が誰も来ない。

もっとも、『ただの召使いだから』という理由なのかもしれないが。

…おなかすいた。

さみしい。

リリアンヌに会いたい。

どうして、隠さなきゃいけないの?

どうして、親しくしちゃダメなの?

誰か教えてよ…

〈アレーン!!

遠くから聞こえる僕を探しているであろう大好きな人の声。

返事をしようと思ったが、流石にあんなことをしたんだ、できるはずがない。

〈待ってろ!今行く!

リリアンヌ…やっぱり君がいると心強い。

民衆達からしたら、ただの悪逆非道で傲慢な彼女も、僕からしたらたった1人の心強くて、優しい家族。

だから、君を守る、その為ならば、僕は悪にだってなれるんだ。

この作品はいかがでしたか?

44

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚