テラーノベル
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君が近くに居る。
君が笑う。
君が話し掛けてくれる。
君と離れている時に話せる。
君が教室に入って席に着く。
その全てが嬉しくて、苦しくて。
私は毎日呼吸の仕方を忘れそうになるくらいにずっと君を見つめていた。
ずっと君だけが私の世界の中心だった。
君が幸せなら良いよ。
ホントはね、そんなの真っ赤な嘘だよ。
君が私と一緒に幸せなら良いよ。
そんな事、言えないでしょう?
歪んだ恋だったのかもしれない。
普通の恋とは少し違ったのかもしれない。
依存性だから。
仕方が無い、って。
君が悪いんだ、って。
君が、私を恋に堕としてしまったんだよ。
あれ、故意に陥したんじゃなかったの?
私が悪いんだ、って。
私が、君に身勝手に恋をしてしまったから。
あれ、君に縋って乞い願っただけだっけ?
「好き」も「付き合って」も言えないまま気が付いた時には君とは遠い世界に居た。
私から物理的に離れたからか、君が可愛い女の子を隣に連れていたからか、どっちが先だったっけ?
どっちでもいいね。
君は私を好きではなかっただろうし、私も君と居ると酷く弱くなってしまうだろうから。
離れた方がお互いの為だね。
君が授業中、私に話し掛けてきた事。
君が斜め前の窓際1番前の席で輝いていた事。
君が忘れたものを仕方無いなって笑って貸していた事。
君が放課後、部活で走っている所を誰も居ない理科校舎からこっそり撮っていた事。
君とおはようとおやすみだけ伝え合う時があった事。
君が彼女の写真をSNSに載せた時だけいいねを押さなかった事。
君を本当に心から好きだった事。
今更、全部ウソだった事には出来ない。
出来ないよ。
でも忘れる事はいとも簡単で、歳をとればとるほど記憶が砕けて散っていくだろうから。
それまであと少しだけを繰り返して、いつかまた会った時に「あの時、私ね。」そう言えたならこの上なく幸せだと思うの。
私の歪んだ一途な恋心が報われると思うの。
ねえ、あの時、私ね
君のこと子供なりに愛してたよ。
どうか二度と私に姿を魅せないで、
私の知らない子とお幸せに。
コメント
1件
文章力がとても衰えてしまったのでぼちぼちリハビリさせて頂きます。。