『ああああああああ!玄弥っ、玄弥ァァ!!』
兄ちゃんが泣いてる、ダメだなぁ、俺
また兄ちゃんに辛い思いさせてる
『神様!!どうか、弟を連れて行かないでください!!頼む!!』
ごめん、兄ちゃん
「あり………がとう、兄………ちゃん」
ザシュッ!!!
「………え?」
「ったく……最近の隊士は危なっかしいなぁ〜」
「…………お前、まさか」
「……………お前、よくも俺の”友達”を傷つけたな」
「許さねぇ………絶対ぇに許さねぇ!!」
フゥゥゥ!!
『お前、なんなんだ?!柱か?!」
「あぁ、そうだよ、俺は…………」
「俺は”嵐柱”鬼喰玄弥だ!!」
兄貴、こんなクズな弟でごめん、人殺しでごめん
俺、今度は絶対に、兄貴を守るから
だから、兄貴は鬼殺隊なんかに入らないで
これは、死んだはずの俺が逆行して柱になって、皆んなを救う物語である