「ここはなんだい?」
男が辺りを見渡しながら言う。
「今は使われてない工場よ」
私は鞄から小さな水筒と紙コップを取り出す。
「壁が分厚いから、声を出しても外まで聞こえないの」
エリが言う。
「そもそも周りに建物もないし、裏は山になってる。声出し放題だよ」
「うふっ、うふふふ」
男が笑うと乾いた唇の向こうに黄ばんだ歯が見えた。
「それって見るだけじゃなくて、触ったりもできるってこと?」
男は無意識にか、下半身に手を置き、膝をすり合わせはじめた。
「そこの布のかかったテーブルに、大人のおもちゃがたくさんあるの」
「はぁはぁ…夢みたいだ*************************
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