テラーノベル
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「ねーねー!
〇月に地震がくるってマジ?
あれやばくねー?
お前どう思う?」
うるさいな。
そう思いながらも話を聞いてる
僕の親友だ 。
「そんなの信じるかよ」
「そうかなー?ホントかもよ?」
僕の親友は結構嘘を信じ込むタイプ。
噂とかもマジレスする。
いつか、事件とかに巻き込まれたりしそうで危なっかしい。
キーンコーンカーンコーン
「チャイム鳴った。僕は移動教室だから」
「うん!また話そー! 」
万遍の笑みでこちらに手を振る。
付き合いたてのカップルかよ。
放課後
僕は家にあまり帰りたくない。
親友とは逆方向に住んでいるため、一緒に帰ることはない。
(今日も本屋行くか……)
家からちょっとだけ離れた場所にあるショッピングモール
僕はその中にある本屋にほぼ毎日通っている。
(えっと……この辺に新刊が……)
僕は漫画や、小説を読むのが趣味だ。
家には数え切れないほどの本がある。
(あった。これ買って帰ろう。)
手に取った漫画の裏には特典のポストカードが入っていた。
ちょっと嬉しくなった
「この漫画めっちゃいいよねー!ありがとうございましたー!」
いつも接客してくれる笑顔の店員さん。
実は美術部の先輩だ。
僕は美術部に入部している。
僕は美術部で唯一の男だ、
見た目もあれな為、女子は寄ってこない。
いわゆるぼっちだ。
でも、この先輩だけは、話しかけてくれた。
僕の描く絵を褒めてくれた
すごく嬉しかった。
(はぁ、帰るか……)
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