テラーノベル
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⚠特にないけど腐展開!
第7話
「…大丈夫か、?」
心配そうな目で訪ねてくる馬鹿、
お前のせいなのに
「さっきよりかは落ち着いたから大丈夫だよ」
笑顔で返すが、アイツは更に心配そうな顔をする
「ほんとか、?ほんとだよな、?」
しつこいったらありゃしない、馬鹿なの?
こんな奴に惚れた俺も馬鹿みたい、
「ほんと、」
あの後、風呂を借りて、紅茶を貰った、
俺、何も返せるものないのに、
「…それならいいが、」
何をそんな心配してんだか、
お前には関係ないのに
「お前が…、酒飲んでそんな事になるなんて、
一体何があったんだよ、」
…本人に聞かれるって思わないじゃん、
まぁいいよ、
「…好きな奴が、他に好きな人が居ただけ、」
…それがお前だとは言ってあげない
俺を可哀想な目で見るお前は
俺の事なんてどうも思ってない、きっと
そっちの方が俺はいい、
「…そうなのか、」
てか、自分は聞いといてお前は言わないわけ?
そう思った俺は聞いてみた
「お前は、?恋してないの? 」
そうすると、悲しそうな目でアーサーは答える
「…初恋がずっと終わらない、」
…初恋、ねぇ、
「何年好きなの?」
「…わかんねぇ、100年以上は一緒だ、」
…素敵だね、そんなに好きなんだ、
俺、敵わないじゃん、 もう無理じゃん、?
「いいね、」
ごめんね、悲しそうな顔で答えて、
俺は、もう…諦めたから、
「俺、帰るよ、ありがと、」
帰ろうとするとアーサーは俺の手首を掴んできた
「…待てよ、 」
何、まだ心配するわけ、?
ウザイ、嫌い、大嫌い
そんなこと思えない、
好き、大好き、愛してる、なのに、、、
なんで、なんで、俺じゃないの
ずっと一緒なのに、
今までずっと、100年以上って、
何年か分からないけど、俺の方が一緒じゃん、
俺ソイツに負けたの?
そいつの方が優しかった?
そいつの方が面白かった?
そいつの方が優しかった、?
ねぇ、なんでよ、アーサー、
俺、俺さ
「ずっと、お前の事好きだったのに」
声に出てしまい、ハっとする
アーサーは口を開けたままポカーン、としてる
「あ!いや、違う、すこーし、
噛んじゃっただけだよ、!?」
誤魔化そうとするが、もう戻れない
嗚呼、振られる、もういい、
俺の事、振ってよ
それなら諦められる、
だから早く、お願い、もう期待したくない
少しチャンスがあるなんて思いたくない、
お前と喧嘩してていい、
友達のままでいい
だから、俺の事、どうか捨てないで
一人にして欲しくない、
『…初恋が終わらない』
その初恋って誰?
最後くらい知りたい、お願い、
アーサーは慎重に俺に近づいてくる
俺はついつい後ずさりしてしまう
「な、何、?」
ついには壁に追い詰められてしまった、
アーサーは慎重に俺に顔を近づける
そして、自分の唇と俺の唇を重ねた
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