稲荷崎高校恋愛日誌

体育の時間。

ちょうど今週から体育がバレー。

陽菜「バレー部の練習とか試合見てるだけだけどめっちゃ上手くできる気せん？」

『ちょっとわかるw』

あれから何度かバレー部の練習を見に行って

だいたい、どんな事するか

このプレーすごいなぁだとかは分かるようになった。

角名くんの、あの、ぐにゃっと方向変えるスパイクすごいよね。

打つ瞬間までどこにスパイク来るか分からないんやよ？

体幹がブレないんやよね、

ものすごく鍛えてなきゃできないし

体が柔らかくないと出来ないと思う

本当にすごい。

やってみたいなぁ…

『あのね、陽菜』

陽菜「どした？」

『角名くんのスパイクやってみたいから

やってもええ？』

陽菜「え！？あの超体曲がるスパイク！？

やめときなって！美紀、運動音痴やん！」

そう、私ちょっとだけ

ほんのちょっとだけ運動音痴なんﾃﾞｽ

『なんだかできそうな気がする

昔バレエしてたし』

陽菜「いや、そのバレエじゃないから！！！」

そう、小さい頃バレエしてたから

体は柔らかいのです美紀ちゃん。