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🖤💙〜可愛いひと 2026🌅〜
去年以上に慌ただしい年末年始
様々な生配信を終わらせていくうちに新年を迎え、仕事が終わったのは午前2時をもうすぐ回ろうかという時刻
【1回家帰ってからそっち行く】
メッセージ受信の知らせを受け取るとともに、翔太くんの声が聞こえる
「じゃ、お先!みんなお疲れ様〜!今年もよろしくね」
「「おつかれー」」
相変わらず支度が早い
【了解、ゆっくり準備してきてね】
送ったメッセージに既読はついたけど、返信はない
これは俺の意図が伝わったってことだろう
なんて返したらいいか難しい顔をしているのが想像できる
俺もいつまでもまったりはしてられない
途中何人か、先に上がっていくメンバーを見送りながら、急いで支度を終わらせていく
翔太くんが来る前には帰宅できて、今日はもう食べないだろうから、温かいお茶の準備をしていると、ガチャっと玄関が開く音がする
「めめ、お疲れ様」
合鍵を使って入ってきた、先ほどよりもリラックスモードの翔太くんがリビングへ現れる
「翔太くんも、お疲れ様。ちょうどお茶淹れたところだよ」
「ありがと」
ソファに並んでお茶を飲む
「はぁ〜、沁みる〜」
「今年も年越しやり切ったね」
「うん。やり切った」
「翔太くん。今年もよろしくね」
「こちらこそ。よろしく」
「今年もこの時間を翔太くんと過ごせて嬉しい〜」
「うん。俺も」
「みんなに気使わせちゃったかな〜笑」
「お前堂々と言いすぎだからな笑」
雑誌のインタビューで翔太くんと過ごしたいと言ったからか、マネさん達に例年以上に、年越し後は過ごせますからね、と宥めるように言われた気がする
翔太くんがお茶を飲み終わったのを見計らって、マグカップを取り上げて机に置く
「翔太くん」
「ん?」
完全にオフモードに入った翔太くんはぽやぽやとしてる
横からぎゅっと抱きしめる
ふわりと香るのは翔太くんの家のボディソープの香りだ
(やっぱり、ちゃんと伝わってた)
すんすんと、首元の匂いを嗅ぐような仕草をした後に耳元で低く囁く
「ふふ。ちゃんと、準備、してくれたんだ?」
一気に翔太くんの顔が首元まで真っ赤に染まって、体に力が入る
俺の腕から逃れようと体を捩るのを、しっかりと捕まえる
「はい、逃げない」
「おまっ!ほんとに!」
「続きはベッドで聞きます〜」
「もうやだ………」
抵抗を諦めてぐったりとする翔太くんを抱え上げて寝室へ向かう
ベッドに下ろすとすかさず距離を取ろうとするのを逃さず、両手首を掴んでベッドに縫い付ける
「なんでそんな逃げるの」
「だって!」
「ちゃんと準備してきてくれたんなら、翔太くんにだってその気はあるんでしょ?」
「なっ!もう!……そうだけど、そうじゃなくて!」
「じゃあなに?」
紅潮した頬、涙が滲んで潤んだ瞳、不満そうに少し突き出した唇で下から睨みつけてくる
(この顔、ほんと堪らなく可愛い)
「ねぇ?可愛い翔太くん?」
黙って何も言わないから、おでこにキスを落として先を促す
「……なんで、わざわざ聞いて、わざわざ言わすのっ!毎回!」
「その方が翔太くん可愛くなるもん」
また頬の赤みが増して、瞳が揺れる
「っもう!ほんと!いじわる!」
「うふ、また可愛くなった」
「もう〜〜ばかっ!」
「じゃ、姫はじめしよっか♪」
「ふん」
唇を重ねるとすぐに少し開く
手首を掴んでいた手を上に滑らせて、指を絡めるときゅっと握り返してくる
わぁわぁと喚いてはいても、俺から愛されるのは好きなのだ
そんなところも可愛くって俺の口元は緩みっぱなしだ
「蓮、好き、大好き」
そしてぐずぐずに愛してあげれば、可愛らしい声で素直に愛を伝えてくれるようになる
素直じゃなくって照れながら怒る翔太くんも、蕩けた瞳で甘えてくる翔太くんも、どちらもいつも、愛おしさで俺の胸を高鳴らせる
今年も年の初めから可愛い可愛い翔太くんを満喫できた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜○°.♦︎…*○°.
Happy New Year!! 2026💫
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