“浩太はどう思う?付き合った方が良いと思う?”
アパートに帰ってからも奈緒の言葉がずっと頭から離れなかった。
突然の事に何も答えることができなかった。
その時に一瞬見せた何か言いたげな奈緒の顔。
奈緒は俺に何と言って欲しかったんだろうか。
そして俺は奈緒に何と言えば良かったのだろうか。
その答えが分からない。
もしかしたら奈緒は俺に背中を押して欲しかったのかもしれない。
元々、奈緒とは紹介で再会したのだから、奈緒がそう望むことは当たり前のことで。
その相手が俺ではない以上、俺はそれを応援するべきなのかもしれない。
――でも……
また、その先の答えが見つからない。
こんなにも心がモヤモヤするのは、梓が言うように俺は奈緒の事が好きなのだろうか。
確かに奈緒と一緒に居ると楽しいし、また会いたいと思ってしまう。
だけどそれが恋愛感情なのかは、やっぱり分からない。
あま******
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