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『これは狂気満ちた愛のカタチ』
EIGHTH LOVE 愛哀
『私の可愛い可愛い主様♡♡ずっとここにいましょうね。私以外要りませんよね?主様は。』
『……。』
『…おや、聞こえませんか?主様。』
グイッ!
『っ!』
強引に顔をラトの方に向かせる。
『返事をして下さい、主様。私以外要りませんよね?ねぇ?主様♡♡』
『…い、嫌…っ。こんなの、嫌だよ……。
返して、みんなの所に……。』
『…まだ分からないんですね。』
私は鋏をとりだす。
『な、何する気なの……、嫌!やめて、来ないで、』
逃げようとしても足に着いた足枷が制止する。
『その長い髪…ズタズタに切りましょうか。
どんな姿でも愛してくれるのは私だけってこと教えてあげます。後、顔も分からなくなるくらい傷付ければもう誰も主様を愛せません。私しか、ね。』
『来ないで、来ないで、いやっ!助けて、助けて、誰か、誰かぁぁぁぁぁ!!!』
ジョキンッ…ッ!!ザシュッ!!ザシュッ!!
『あ、あう…っううっ。』
ポタ、ポタ…っ。
散らばる髪の毛と、滴り落ちる血液。
『あぁ…♡♡美しいですね…。私だけの主様……♡♡綺麗ですよ。』
『何も見えない……私の顔、どうなったの…?』
『鏡で見てみますか?とっても…美しいですよ。』
『あ、あああああっ!!私の、顔、が、ああああああああっ!!!』
絶望の叫びが響き渡る。
『可哀想にこんな顔になってしまって……。
でも、大丈夫ですよ。どんな顔でも私だけは愛してあげます。これから先もずっと…。ね。』
『だれ、か、助けて……。誰か、誰か…っ。
いやぁぁぁぁぁ…!!』
『……っ!』
『ミヤジ?どうかしたかい?』
『いや、今…主様の声が聞こえた気がして…。』
『……まだ遠くには行ってないとするとこの森の中だ。早くラト君が主様をどうにかする前に助けなきゃ。』
『…あぁ。』
『ルカスさん、ミヤジさん急ぎましょう。』
『あぁ。』
『うん、分かってる。』
私達は馬を走らせる。
『ほら、出来ました。私だけの主様の完成ですよ。』
言葉も…上手く喋れない。手足もまともに動かせない。これが……絶望と言うにふさわしい。
これが…罰なの?彼を欺いた…天罰なの…?
『主様……綺麗です…♡♡』
私は主様の唇にキスを落とす。
チュッ。
その口付けは狂気のキス…。愛する人を自分の手で怪我したのに愛でるかのようにキスをするなんて、狂人のやることだ。
『ぁ、う、ら、と…。』
『何ですか?主様。』
『…っ。』
『可哀想に…痛みで喋ることもままなりませんか?大丈夫です。そんな主様も私が愛してあげます。だからずっとここにいましょう。ずっと、ずぅぅと…ね♪』
もう何を言っても響かない。彼の耳には愛する人の言葉しか聞こえないのだから。
次回
NINTH LOVE 貴方がいないのならもう…
コメント
10件
痛くなっちゃった!?それはすまん(´;ω;`)さて、みんな間に合うかな…(不穏感出てくるな)
ヤバい…更新楽しみすぎて何もできねぇ、!!
うわー!!他人事とか言ってたらバチかわかんないけど自分も読んでて痛くなったみんな助けてやってくれー!!